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アザラシシーパラダイス(北海道) [相当施設インプレ]

紋別寒かったよ話、EpisodeⅢ(笑)

ワモン親子や個性豊かなゴマフたちの魅力にすっかりやられてしまったとっかりセンターだったのだけど、それ以上に吹き付ける風の寒さにやられ、風の来ない水中観察室に逃げ込み、ガタガタ震え続けていた。
とは言え、そこで震えていても始まらないので、意を決して? 向かいのアザラシシーパラダイスへ。
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寒さに加え、天気はどんよりとした曇り。しかも日暮れが近づきつつある時間帯ということもあって、アザラシシーパラダイスにいたお客はオレと同行者だけだった。
本来なら、ラッキー!! と喜ぶべき場面だが、そんなラッキーを今ひとつ有難がれなかったのも、やっぱり寒さのせいだ。

見学や観察がメインのとっかりセンターとは違い、アザラシシーパラダイスの主な目的はふれあいだ。
とっかりセンターでも目の前にアザラシが出てきてくれるが、アザラシシーパラダイスではそれに触れたり、トレーナー体験ができたりと、より濃厚にアザラシを楽しめる。
アザラシシーパラダイスは、アザラシが出てくる広場に対して建物の位置がとっかりセンターと逆になるためか、吹き付ける風がやや弱く感じ、アザラシたちの可愛さも手伝って、とっかりセンターにいた時ほどには寒さが気にならなかった。

先にも書いたように、アザラシシーパラダイスにいるのはたった2頭。
「あぐ」という名前の30歳のオスと、「ひより」という名前の4歳のメスの2頭のゴマフアザラシしかいない。
20頭以上のアザラシがいるとっかりセンターと比べると、たったそれだけ!? と思うかも知れないが、この2頭は“選ばれし個体”なのだ。
この2頭は誰とでもふれあい体験などができる。
アザラシは臆病で神経質な動物だが、それが不特定多数の見ず知らずの人の前に出てきて、それだけでも凄いのに、体に触れたりできてしまうのだから、ホントに凄い!!
お陰で、ここを後にする頃には、その魅力にデレデレになってしまうのだ。(笑)

ふれあいやトレーニング体験は、超ベテランの「あぐ」が主役。
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自分がやることをしっかり分かっているから、お客が決まった位置に立つだけで自分でそこまでやってきて、決められたことをきちんとやってくれる。
人(客)は立ってるだけでOK。あとはあぐが全部やってくれる感じ。
それどころか「これをやるんでしょ!? さっさとやって早く餌をくれ」と言わんばかりに、食い気味なくらいに前に出てくるし、何かしてる最中も早く餌が欲しくてずっとブーブー鼻を鳴らしている。
ただ、ひとつ個性というか、癖があるようで、吻タッチの時、吻先に付いた手(手袋を着用するので直接ではない)を舐める癖があるらしく、ブーブーいいながらもずっとペロペロし続けてるのがおかしい。
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でも、大ベテランならではの責任感の強さ? なのか、OKの合図が出るまでは手から吻を離さない。

そんなあぐも凄いのだけど、それ以上にオレの心を掴んだのがもう1頭の「ひより」。
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4歳とまだ若いからか、そこまでの集中力はなく、加えて好奇心も強いようで、人前に出ている時でも突然何かで遊び始めたり、自分が気になったものを見に行ったりしてしまう。
そんな様子が何とも可愛らしい。

一般のお客とはあぐのように接触はできず、近くで眺めるだけなのだけど、まるで犬や猫みたいにトレーナーにじゃれついたり、膝の上の乗ってみたりと、大好きオーラ出しまくりで、そんな様子を見てるだけで微笑ましい、というか、こっちまで可愛い!! みたいな気分になってくるのだ。
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目の前間近でそんな光景を見ていると、自分が体験してるみたいな気分になってきて、そんなあまりのベタ馴れっぷりに、この子、ホントにアザラシなの? みたいに思えてきたくらいだ。

さらに、そんなひより、顔も可愛い。
施設を後にする頃には、すっかりひよりのファンになってた。(笑)

こんな濃厚体験ができるのは、1日3回ある餌の時間。
せっかく紋別まで行くなら、行く前にその時間をしっかりチェックして、それに合わせて行くことを強くオススメしておく。
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