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新生・名古屋港水族館(の大水槽) [水族館インプレッション]

名古屋港水族館は魚がいる南館、イルカやシャチのいる北館で構成されている。
92年にオープンした南館に対して、北館のオープンは2001年。
9年もの差があると、やはりその間のハード、ソフト両面の進化は著しく、北館を見た後で南館に行くと、どことなく古い感じがしてしまう… そんな気がしてた。
開館から23年が経過しているし、リニューアルを… という話が出てきても不思議はない… なんて思っていたら、一昨年(13年)9月からリニューアル工事が始まった。

しかし、そのリニューアル、全面改装ではなく、サンゴ礁水槽とその周辺の水槽を改修するだけなのだという。
個人的には、リニューアルの優先順位は後の方じゃない? なんて思っていた部分から手が付けられることにちょっぴり違和感。
しかも、リニューアル後は生きたサンゴの展示に力が注がれるという。
大都市の港に立地する名古屋港水族館に、サンゴのイメージはない(と思う)。そこで生きたサンゴの大規模展示? どうして? と思ってしまうのだけど、とにもかくにも、大水槽とその周辺水槽がサンゴを中心とした展示に生まれ変わるとのことだった。

1年以上にも及ぶ長期間の工事を終え、昨年末に生まれ変わった姿が披露された。
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新しい大水槽はと言うと…
水位が上がっていて、以前より水深が増していた。また、アクリルパネルは研磨されて綺麗になっていたし、中の擬岩や擬サンゴも鮮やかになってた。
でも、正直に言うと、“リニューアル”という言葉からイメージするほどの変化、とは思えなかった。
IMG_5170.jpg
ちなみにこれは09年に撮影した大水槽。上の写真と見比べてどうだろうか?

魚たちも新たに入れ替わったのだろう。2m超のシノノメサカタザメを筆頭に、種類数も多かったし、どれも綺麗!! それらを探しだして眺めるには、十分に楽しめると思う。
実際、オレ自身、目の前を行き交ういろいろな魚たちに楽しませてもらったしね。

もっとも大きく変わったのは、大水槽横に並ぶ、サンゴ礁生物の水槽。
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以前はさほど大きくない水槽がいくつか並んでいた部分が、新たに台形の水槽へと作り替えられていた。
名古屋港水族館でしか見られないオオシャコガイも、新しい水槽でちゃんと展示されていた。移動するの、大変だっただろうなぁ…(笑)

一方、水槽上のフロアには、これでもか!! と言わんばかりの大量のサンゴが並び、こちらはすべて本物。株数は日本の水族館の中で最多なのではないだろうか?
IMG_7511.jpg
その圧倒的な物量には、ただただスゲェ!! と思わされる。
しかし、大水槽の一角を占めるサンゴ展示槽以外にも、やはり生きたサンゴが入った水槽が並んでいる。
IMG_7513.jpg
しかし、これだけサンゴの水槽ばかりあっても、お腹いっぱいと言うのか、もういいや… みたいな気分になってしまうのも事実で、ちょっともったいないなぁ、と。
とりあえず、サンゴを沢山展示したいという意図だけは、しっかり伝わってきた。

今ひとつ伝わりにくいけれど、お金はいっぱい掛かってるリニューアルだと思う。
目新しさ、という驚きではないかも知れないけれど、色々“スゲェなぁ!!”と思えることは間違いない。
とにかく、サンゴの物量は圧倒的。それだけで十分に驚きに値すると思う。
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