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ミツクリザメ 2014-2015シーズン開幕 @葛西臨海水族園 [サメ]

10月も半ばを過ぎた頃になると、そろそろ深海生物の話題が聞こえ始める。
そうなってくると、気になるのはミツクリザメである。

今シーズン、その口火を切ったのはあわしまマリンパーク。
10月27日に2匹のミツクリザメが搬入されたという。
しかも、驚くのはその内の1匹が2.5mを超す大型個体。流石に捕獲された時点で事切れていたらしいのだけど、そんなに大きな個体は世界的にも大変珍しいもののはずだ。
それだけでも驚きなのだけど、同時に捕獲された標準的な? サイズ(約1.2m)の個体が11月3日まで生存、展示が続いたというのにも驚いた。
よほどいい状態で搬入されたんだろうなぁ、と思いつつ、和歌山遠征と日程が被ったこと、さほど遠くないようで、意外と近くないあわしまの立地にも阻まれ、今回はスクランブル… とはならなかった。
毎日、あわしまマリンパークが発信している様々な“生きてます”情報に心を揺り動かされていたのだけど、11月最初の週末、今度は葛西臨海水族園から搬入のニュースが聞こえてきた。
こいつはラッキー!! とばかりに、見に行ってきた。
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昨年の八景島のミツクリフィーバーを見ることができなかったので、オレにとっては約2年ぶりのミツクリザメだ。
ブログでは串本海中公園の話をしていたところだけれど、ちょっと速報的にその話をしたいと思う。

3連休の中日ということもあってか、葛西臨海水族園は思った通り、しっかり混んでた。
昨今の深海ブームの影響なのか、小さな子供から大人まで、水槽の前にやってくる人たちのほとんどがミツクリザメの名を口にする。TVの影響か、はたまた毎年のように生体が展示されてきた効果か、その知名度は大幅に高まっているようだ。
数年前は、生体がそこにいても、立ち止まる人はほとんどいなかったのに…

葛西臨海水族園で久しぶりに展示されることになった今年の個体だが、SNSの写真などで見る限り、非常に綺麗な(状態のいい)個体であることは分かっていたけれど、いざ実物を目の前にしてみると、とんでもなく綺麗で状態がいい。
IMG_5556.jpg
刺し網で捕獲された個体とのことなのに、体にはほぼキズもなく、何よりこれまで見てきた個体の中ではもっとも動きがいい。
その動きには弱々しさがなく、ちゃんと水平姿勢で泳ぎ続ける。止まったり、沈んだりすることもなく、また、水族館でよく見られる立ち泳ぎのような姿勢になることもなく、水槽内を回遊しているのだ。
おまけに、壁や擬岩、他の魚を避けるなど、生き物としての基本的な行動を見せてくれる。
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葛西臨海水族園では、これまで何度かミツクリザメの飼育、展示に挑戦し、14日というこれまでの最長生存記録を持っているけれど、そうした経験も生かされているのだろう。
とにかくとんでもなく状態がいいのだ。
もしかすると、これまでの生存記録の更新はおろか、長期飼育も実現してしまうかも!? 力強さすら感じさせる泳ぎを見ていると、そんな夢が実現することを本気で考えたくなってしまうくらいだ。

驚くほど状態のいいミツクリザメを目の前にしていながら、残念だったのはオレの撮影機材。メインで使っているレンズが壊れてしまい、修理に出したばかりだったのだ。
目の前を泳いでいくのを見送りながら、何とも言えない悔しい思いをすることに。
もう1度撮り直しに行きたいと思っているのだけれど、この個体なら、レンズが修理から戻った頃でも、まだ元気でいてくれるかも、みたいな希望も持てそうだ。
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とは言え、そこはやはりミツクリザメである。
見たい人はできるだけ早めに行くことを強くオススメしておきたい。
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コメント 2

ずぅ

ミツクリザメを見に、さっそくいかれたんですね(^^)/
こんどこそ長期の飼育を期待したいものですね☆

給餌はどうなるのかなぁ…
水族館でもあの独特のスタイルを見せてくれるのでしょうか^_^;

by ずぅ (2014-11-06 00:19) 

ミストラル

>ずぅさん

はい、見てきました。
長期飼育も夢ではないかも!? と思えるほどの状態でした。

摂餌シーンではないですが、あくびか何かで口を大きく動かす瞬間が動画で公開されましたね。
そんな行動を見せてくれるほど状態がいいということなのでしょうし、いろいろ期待したくなります。
by ミストラル (2014-11-07 18:32) 

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