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トドを好きにならずにはいられない@おたる水族館 [鰭脚類]

2011年以降続けている“秋の北海道サケ遠征”は、千歳サケのふるさと館だけでなく、おたる水族館にも足を運ぶのが通例になっている。

サケと言えば、昨年、トドのショーでエースのモンキチがサケを丸飲みにするというパフォーマンス? を披露していたが、今年もそれを楽しみに出掛けた。
秋のおたる水族館でサケと言ったら、これなのである!!

海獣公園に降りると、ショーが始まるまでは、アザラシやトドたちを見て回る。
トドのプールを見ると、プールのボスであるガンタロウが何だか小さくなってしまったように見えた。痩せているし、どことなくみすぼらしい感じも。
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そんな様子に驚いていたら、それと対照的に、全身健康美みたいな若く立派なオスの姿が。
こんなに大きいオス、いたっけ? と思っていたら、何と、ソユンだった。時期ボス候補と目される個体だ。
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大きさはガンタロウとほとんど変わらず、その見た目は凛々しく、美しい。見た目にはすっかり世代交代といった雰囲気。
そこに知っているスタッフ氏が通りがかったので、いろいろ聞いてみると、「ソユンはこの1年でものすごく大きくなりました」とのこと。

一方、みすぼらしく見えたガンタロウの姿は、発情~換毛期を終えて、1年でもっとも痩せている時期なのだそうで、これから太って体型も戻っていくらしい。
とは言えガンタロウは20歳を越えた高齢。対するソユンは全身から漲ってるみたいに、若さ全開!!
長年ボスの座にあるガンタロウには失礼かも知れないけれど、このままでは若いソユンにボスの座から追い落とされてしまうのでは… と心配になってきてしまうのだ。
それを聞いてみると、やはり発情時期にはそういう心配もあるらしく、隔離するなどの対策がなされるとのこと。

そんな成長著しいソユンなので、プールの近くに行くと、「餌くれ~!!」と大声で叫んでくる。餌の魚を投げれば、誰にも譲らん!! とばかりに、その巨体が餌に向かって勢いよく飛んでくる。
この調子だと、次に行く時には、もっと大きくなってたりするんだろうなぁ。

トドプールのトドたち、というかソユンにすっかり見とれてしまったのだけど、おたる水族館でトドと言ったら、トドショーなのである!!
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スピード感と迫力の中に見え隠れするトドの可愛さが魅力のショーだけど、昨年まで基本的に4頭で行われていたものが、完全に6頭立てになっていて、その魅力がさらに高まった。
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6頭もいると、ジャンプ台からのジャンプも、お腹いっぱいなくらいに飛んでくれるし、逆立ちだって、6頭もいるとそれだけで“スゲェ~!!”となる。
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ショーに出演中の若い個体が、どれもモンキチ級の大きさに成長したら… そう考えただけでワクワクしてくる。

さて、おたる水族館で見たかったもののひとつだった、トドショーでのサケの丸飲み。
残念ながら今年は見ることができなかったのだけど、スタッフ氏に聞いた感じでは、どうやらここでもサケの少なさが影響していそうな印象。
ただ、計画はしているそうなので、これから先、見られるかも知れない。

今回のおたる水族館では、いつにも増して、海獣公園で長く過ごしたような気がする。
こんなブログを書くくらいだから、ショーを含めてトドを眺めている時間が長かったんだけど、オレ、こんなにトド、好きだったっけか? みたいに思うほど(笑)
余所の水族館ではここまで長く眺めていることはないんだけど…

本場であるということも関係ありそうだけど、やっぱりおたる水族館のトドは好きにならずにはいられない。
トドなんて、ウァウァ唸ってるだけのデカイだけの動物、みたいなイメージを持ってる人にこそ見に行ってみて欲しい。そんなイメージは180°覆されることになるはずだから。
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