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油壺マリンパークにやって来た沖縄産まれのサメたち [サメ]

油壺マリンパークでは06年からオオメジロザメの飼育、展示を行っている。
本州では唯一、というか、美ら海水族館以外では唯一、オオメジロザメが見られる水族館となっていた。
搬入当初は雌雄ペアで飼われていたが、搬入から数年後、メスが死亡。
その後、残ったオスだけの展示が続いていたが、成長し、展示水槽が窮屈になったことから、2Fのドーナツ水槽へと移動した、というのは以前、このブログでも書いた通り。
そして、水槽の移動から1年ほどが経過し、オスもドーナツ水槽での暮らしに慣れたからなのだろう。
今年の始め、新たなメスが搬入された。

その個体というのが、美ら海水族館の前身、国営沖縄記念水族館で数々の伝説を作った、“Mr.美ら海の血”を引く、水族館で産まれた個体だ。
沖縄で既に会っていただろう個体だが、2日半もの長時間をかけて、わざわざ近くまでやってきてくれたのだから、そこはやはり会いに行くべきだろう!!
とは言いつつ、実際に会いに行ったのは、彼女がやってきてから随分経った今月の話だけれど…
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元気そうだ。
でも、もう1匹、以前からいたオスの姿が見えない。
知っているスタッフ氏に聞いてみると、残念ながら、死んでしまったのだそうだ。
早く行かなかったばっかりに、2匹が並んで泳ぐ姿は見ることができなかった。

死んでしまった個体は、度々“神経質で…”と聞くことが多かったけれど、美ら海生まれの子は、“生ける伝説”の血を引いている。そのため、同居魚を襲うことも… なんて心配していたのだけど、この子もやはり神経質らしく、搬入直後に飼育スタッフ氏に聞いた話では「襲うどころか、神経質過ぎて餌も食べないですよ」とのことだった。
どうやら、Mr.美ら海だけが特殊だったのかも?
IMG_4006.jpg
でも、彼女は水槽産まれ、水槽育ち。
そのためか、水槽への順応度合いも高いように見えた。
超長命な個体を祖父に持つ個体だけに、ずっと元気でいて欲しいものだ。

沖縄から油壺へやってきたのは、オオメジロザメだけではなく、同じく美ら海水族館産まれのヤジブカの仔4匹も合わせてやって来ていたのだ。

ヤジブカはオオメジロザメほどではないにせよ、展示している水族館は少なく、とりわけ関東では飼育、展示する水族館は現状ゼロ。
関東の水族館ファンにとっては、馴染みの薄い種類でもあった。
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油壺に来た仔たちの兄弟が泳ぐ美ら海水族館の予備水槽。

とは言え個人的には、これまで何度も見たことがある種類だし、美ら海産まれということは、その親や兄弟には会ってる。
特別強い思い入れのある種類でもないし… なんて思っていたんだけど、いざ、ヤジブカたちが泳ぐ水槽の前に立つと…
IMG_3996.jpg
可愛い!!
産まれてまだ数ヶ月の幼魚だというのもあるだろうけど、白い肌はピカピカで、眼もクリッとしてる。体もまだ小さいのに、ヤジブカならではの大きな背ビレがやけに目を引く。泳ぎ回る姿がとにかく可愛い。
こちらの方に泳いできて、オレの前を通り過ぎていくだけで、顔がにやけてしまう。

ひとつ前のブログにも書いた通り、オレが行った日はダイオウイカ標本の公開初日。
貴重な標本がすぐ後ろにあるというのに、オレと来たら、ヤジブカの可愛さにやられ、その前からほとんど動けなくなってた(笑)
IMG_4002.jpg
だけど、残念なのが、写真の上がり。
写真を眺めつつ、家に帰ってからもその可愛さに浸ろうかと思っていたのに、写真のイマイチ具合にガッカリするハメに。
これはもう1度行け、ということなのかな?

というワケで、そう遠くない内に、撮り直しにに行きたいと思います。
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