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加茂水族館クラゲドリーム館の気になる魚ならぬ、気になるクラゲ [無セキツイ]

加茂水族館の話題が出る時、枕詞のように「世界一のクラゲ水族館」と紹介される。
村上館長のインタビュー記事などでも、館長自らがクラゲ水族館と紹介してるくらいだから、魚なんていないのかと思ってた。
でも、実際に行ってみると、淡水魚から海の魚まで、地元の魚たちが思った以上に展示されていた。展示全体の1/3くらいにはなるだろうか。
しかし、その印象は薄い。身近な種類が中心だからか、はたまたオレの好きな魚が少ないからか。いやいや、そこはやはりクラゲ水族館だから、なのだろう。
世界一のクラゲ水族館では、魚なんて気にならないのだ。
と言うワケで今回は、気になるクラゲ。

個人的にあまり興味のない対象だったこともあって、真面目に写真を撮ったりすることもなかったのがクラゲ。
たまに気まぐれに撮ってみても、まともに撮れることがなく、オレには撮れないもの、みたいなイメージがあった。それが加茂水族館に足が向かない理由にもなっていた。
しかし、昨年、「水族館で珍に会う」の時、本のプロデューサーでもあった中村元氏が撮った写真を見た時、クラゲや無脊椎など、自分が撮れないものの写真の良さがとりわけ強い印象に残った。
中村氏は常々、水族館の生き物に特別な興味はないと公言しているけれど、それでもあれだけ撮れていることを思えば、興味の有無なんて関係ないと証明されてしまったみたいなもので、オレもクラゲを撮れるようになりたい!! と、練習を重ね、気のせいかも知れないけれど、昨年の海きららでちょっとした手応えを感じた。
もう加茂水族館に行っても平気かも知れない、と。
加茂水族館ではいつになくクラゲの写真ばかり撮ったけれど、撮れば撮るほど難敵だ。何しろ、眼がないから、そもそもどこを狙ったらいいのか分からないからだ。

そんな苦労をしつつ、真っ先に狙ったのがハナガサクラゲ。
IMG_1784.jpg
山形花笠祭りの花笠が名前の由来だそうで、それもあって加茂水族館の象徴のような種類、とのこと。
余所の水族館でもしばしば見掛ける種類だが、大抵は何かに絡まってジッとしてる、そんな印象しかない種類だった。水族館では泳ぐのを止めてしまうらしい。
しかし、加茂水族館で展示されていたものは、サイズこそ小ぶりだったけれど、水流に乗って漂うという、クラゲのあるべき姿? を見せてくれた。
こんなに綺麗な種類だったんだ!! と初めて思った。実はオープン日に行った友人が撮った動画を見て、その綺麗さに驚き、行く前から狙っていたのだ。

その並びにいたサラクラゲも印象的な綺麗さを持った種類だった。
IMG_1600.jpg
大きさは手のひらくらいか、少し大きいくらい。
透明感の強い傘からは、よく目立つ大きな十字の生殖腺が目を引く。
それがまた、触手をなびかせながら、いかにもクラゲらしい動き方でぴょこんぴょこんとよく動くのも魅力的に見える要因だったんだろうな。

同じくその並びにいたキタユウレイクラゲもやはり強く印象に残った。
IMG_2084.jpg
オレ的にはオサガメの好物、くらいのイメージしかないクラゲだったのだけど、そうめんみたいな触手をふわんふわんとたなびかせながら、水槽内をアクティブに動き回る様を見ていると、結構綺麗な種類なんじゃない!? みたいに思って、さらにじっくり眺めることに。
そうめんの中には、ピンクや黄色の色がついたものが混ざっていて、なかなか綺麗。
後で調べてみたら、かなり大きくなる種類らしい。展示されていたものは、一般的なハンバーガーくらいの大きさ。
余談ながら、毒の強さは最強レベルらしい。それを好んで食べるというオサガメの口や顔って、どういう構造になってるんだろうか?

お次はラビアータ(Aurelia labiata)。
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ミズクラゲと同属で、よく似ているが、口腕が長く、サイズもずっと大きい。
そのため、ゴージャスなミズクラゲといった印象。
似たような種類を通してふと思う。ミズクラゲって綺麗な種類なのかも、って。

最後の1種類はヤナギクラゲ。
IMG_1772.jpg
綺麗でしょ? それがすべて。
このヤナギクラゲや、それとよく似たニチリンヤナギクラゲ、今回はいなかったようだけどオキクラゲなど、ビラビラ系のクラゲはどうもオレの好みのタイプらしい。
と言うのも、この手の写真を撮ってる時は何となく楽しいのだ。
動きが大きい割に、ゆっくりなので、綺麗に映ってくれやすい、からなのかも。

というワケで、加茂水族館の気になるクラゲ、でした。
反響次第で続く… かも!?
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