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鴨川シーワールドの気になる鰭脚類 [鰭脚類]

今(少し前?)の鴨川シーワールドでもっとも注目すべきベビーと言ったら、やはりワモンアザラシだろう。
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ワモンアザラシの飼育下における繁殖例はきわめて少なく、世界中でたった2例しかない。その2回目というのが、今年の2月17日、鴨川シーワールドでのことなのだ。
余談だが、今回の鴨川の繁殖例以前、つまり世界で唯一の繁殖記録を持っていたのは、北海道のおたる水族館なのだ!!

ワモンアザラシの仔と言えば、真っ白な毛に包まれた、それはそれは可愛い姿をしているが、アザラシの新生仔の成長は速い。オレが行った3月末には、すっかり大人と同じ柄になっていた。
けど、可愛い(笑)

アザラシの仔が一番可愛いのは、個人的には、白い毛が抜け替わった直後だと思っている。
もちろん負け惜しみなんかじゃないよ。
白い毛はフワフワしてると可愛いけれど、撥水性がないので水に濡れるとペタッとしてしまうし、汚れも目立つ。
当たり前の話だけれど、生え替わった直後の毛は、大人色になった最初の毛。その個体の人生(アザラシ生?)の中で、もっとも綺麗な色をしているはずなのだ。
ほ~ら、何だかいいものに思えてきたでしょ?(笑)

この時期の仔は、いろいろなものに興味を示すので、とにかく見ていて楽しい。
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オレが行ったこの日は、プールに水を注水する注水口が気になっていたようで、吹き出す水に噛みついたり、顔を突っ込んだりを繰り返していた。
同じプールにいた母親個体なんて、ついぞ動いている所を見ずに済んだというのに…
ガラス越しに観客の所までやって来ることが多いのもこの時期ならでは。

ワモンアザラシの仔なんて、滅多に見られるものじゃないし、それ以前にまだまだ体も小さく、可愛らしいので、興味がある人は早めに行っておくことをオススメしたい。

小さいアザラシが寄ってきてくれる可能性が高いのは間違いないけど、大人でも個体の性格や、その時の気分次第では寄ってきてくれることも。
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ゴマフアザラシが寄ってきてくれた。
こちらも換毛が済んだばかりなのか、綺麗な色、柄をしていた。
でも、アザラシは近くまで来てくれても、アシカやオットセイみたいに、ずっと遊んでくれることはなく、すぐにどこかへ行ってしまうし、1度離れると、もう1度来てくれることはないので、ちょっと得した気分に。

大混雑の園内で、少しでも空いてる場所を探しながら移動していたら、トドプールの周辺が少し空いていたので、そこに吸い寄せられるように近づいていった。
正面の岩の上には2頭がいて、プールには小さい仔を連れたメスが泳いでいた。
ここでもベビーに遭遇できた。
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岩の上にいた2頭も、大きさはほとんど同じようなサイズながら、どうやら親子のようで、少しだけ小さい方の個体が、盛んにじゃれついている。
母親個体は、大きな仔が背中に乗ったりしても、怒ることもなく、なすがままにしている。重いだろうに… なんて心配になってしまうのだけど…
そこに鴨川のハーレムマスターたる父親個体が上陸してきた。母親にじゃれついてた仔は、今度は父親にもじゃれつき始めるが、父親もそれを怒ることなく適度に相手をしている。
そんな様子をしばらく眺めていたら、何だかほのぼのした気分に。
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鴨川トドファミリー

おたる水族館に何度か足を運んで以来、トドに対するイメージはすっかり変わったけれど、おたるのトレーナー氏から何度か聞いた「トドは優しいです」という言葉をあらためて思い出した。

大混雑の中だったけれど、これだけ見られれば、まぁ、満足かな。
そう思わせてくれた鰭脚たちでした。
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