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海響館の気になるフグ [海の魚]

ひとつ前のブログにも書いた通り、海響館で見るのを楽しみにしていたのはマナガツオ。
当然、ブログに載せるつもりでいたのだけど、いざ行ってみると、いるはずの水槽にも、どこにもいない。どうやら、人知れず、展示が終了していたようだ。
見たことない魚だったので残念だったけれど、まぁ、そんなことはよくあること。
気を取り直して、館内をウロウロ。するとやっぱり、目に留まるのはフグだった。
そこはやっぱり海響館だからね。

フグの展示ゾーンに入ってすぐ、オーストラリア南部のフグたちを展示した水槽にいたイースタン・スムースボックスフィッシュに目を引かれた。
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硬い外皮を持つイトマキフグ科の仲間なんだけど、水色の体色が綺麗で、同じ水槽にいる同じグループの別種が、いずれも派手な体色を持っている中で、やや落ち着いた色合いがとりわけ印象に残った。
決して好みなタイプの魚ではないものの、綺麗だなぁ、と思って眺めていると、正面から見ると薄い体つきが、何だか対戦車ヘリコプターのように見えてきて、次第にカッコよく思えてきた(笑)
ちなみに、水色の体色を持っているのはオスで、メスはアイボリーの体色に黄色いスポットを持つという、これまた可愛らしい色合い。
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雌雄どちらにも共通するのは、パステルカラーが可愛らしいフグである、ということかな?

可愛らしさの中にカッコよさがあったイースタン・スムースボックスフィッシュに対し、フグらしからぬ体型で印象的だったのがギニアパファーだ。
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顔が泳いでいるように見えるのはフグらしいところ? だが、その体つきはやけに細身で、動きも速い。ちょっとフグっぽくない
展示されていた個体はとても小さくて、8㎝くらい。
20㎝くらいにはなるらしいのだけど、この猟犬みたいな雰囲気のまま大きくなるのだろうか? 成長後の姿も見てみたいものだ。

お次はフグでもフグ目のカワハギ類。
海響館のフグコーナーは、カワハギ類、中でもモンガラカワハギの仲間がかなり充実している。
見た目の面白さに加え、よく動くことなど、水族館に向いた? キャラクターだからなのだろう。オレもいろいろ気になった種類がいたのだけど、そのひとつがイソモンガラ。
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ケショウフグなどの大型のフグとモンガラカワハギの仲間が入った水槽にいたが、それはそれは忙しそうに、水槽の中をグルグルと泳ぎ回っていた。
見ている方が疲れてきそうなほどの慌ただしさだったのだけど、その複雑なネットワーク模様がカッコよくて、写真に収めるべく粘ってみた。
日本にも(南日本)生息している種類だそうだが、水族館ではあまり見掛けないような機がする。オレが見たのも初めて?
綺麗だったので、もう少しその姿を堪能したかったのだけど…

最後の1匹もカワハギ。
フグ展示の終盤、これまたカワハギの仲間ばかりが展示された水槽にいたホワイトスポット・ファイルフィッシュ。
IMG_8933.jpg
この水槽、大小様々なカワハギ類がいたのだけど、何故か水槽正面を半分くらい覆い隠すような擬岩が入っていて、中が見にくいことこの上なし。
もっとも大きな個体(種類)は、見えやすい位置にいてくれたものの、小さな個体は岩陰に隠れてしまい、ほとんどその姿を見られなかった。
そんな中で、印象的な色、形、ある程度のサイズ、そしてある程度見える位置までやってきてくれたのがこのホワイトスポット・ファイルフィッシュ(←長い!!)だった。

黒地に白いスポット模様という、綺麗な模様の王道みたいな色柄の持ち主ながら、個体差なのか、はたまたその日の機嫌なのか、少々退色気味。
いかにもせわしなさそうな体型をしているのに、意外とおっとりとしているのはこの個体の性格なのか? 出てきてさえくれれば写真は撮りやすい子だった。

同じ水槽にいた他の子たちもなかなか魅力的なもの揃いで、“海響館の気になるカワハギ”なんていうのもできそうだなぁ、とかなり本気で考えていたくらい。

海響館と言えばフグ!! なんだけど、カワハギもかなりのもの。まぁ、それも含めたフグコレクションではあるのだけど。
次に行く時には、空いている時を狙って、これらの仲間をじっくり観察したいと思う。
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