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メジロザメマニアへの道 [サメ]

オレのブログを見てくれている人は、多分、ご存じかと思うのだけど、オレはサメ好きだ。
現生のサメは、約560種類いるとされているけれど、そのすべてが好きというワケではなくて、好きなのはせいぜい20~30種類くらいだろうと思う。
その中でも、特に興味があるグループがCarcharhinus(メジロザメ)属のサメたちだ。
まさに絵に描いたような、“もっともそれらしい”サメのグループだ。
大きな水槽さえあれば、(サメとしては)比較的飼いやすいとされているが、そこは遊泳性のサメであるからして、やはり長期飼育が簡単ではない種類が多いようで、水族館で見られる種類は限られる。
手元の資料では32種類があるようだが、オレが見たことがあるのはその内13種類。
とは言え、目の前をこれらの仲間が泳いでいたとしても、これは○○サメだ!! と自信を持って言えるのは、32種類中5種類くらいしかない。
もっとも好きなグループだというのにお恥ずかしい話なのだけど、メジロザメの仲間ってどれを見ても同じような色、形をしてるから…

先日、串本海中公園の大水槽を眺めていたら、前回訪問時にはいなかったサメを見つけた。
まだ若いメジロザメ類だ。
IMG_8816.jpg
もちろん、種類は分からないから(汗)、スタッフ氏に聞いてみると…
「クロトガリザメかハナザメのどちらかだと思いますが、最近、ハナザメの特徴が出てきたので、多分、ハナザメだと思います」

ハナザメもクロトガリザメも見たことがあるので、まだ見ぬ種類を期待したオレとしてはちょっぴり残念ではあったのだけど、どうしてクロトガリザメじゃなくて、ハナザメって分かったんだろう? そもそもハナザメの特徴って何だ? と次から次へと疑問が沸き上がってきた。

メジロザメ類の分類は、歯の形状、鱗の形状と並び方、ヒレ先の模様、鼻孔の形状などがポイントとなるようで、外見から分かる部分はヒレや鼻孔くらい。
というワケで下からの写真も撮ってみた。それができるのもトンネル水槽ならではだ。
IMG_8814.jpg
家に帰って調べてみた。と言っても絵合わせだけど…
確かにハナザメのよう… なんだけど、クロトガリザメなんじゃ…!?
見れば見るほど自信がなくなってくる。ただ、個人的にはクロトガリザメは上からしか見たことがないので、それであってくれると嬉しいのだけど…

そう言えば、このサメ、今はまだ小さいのでおとなしくしているようだけど、成長して水槽の中の魚を襲い始めたら、移動されてしまうとのこと。
興味があるという人は、大きくなるより前に!!

いつぞや、美ら海水族館でカマストガリザメを見たときのこと。
IMG_0097.jpg
その時も、解説員の人に種名を教えてもらったのだけど、そのスタッフ氏によれば、その人の上司に当たる水族館のスタッフ氏は、見ただけで(調べなくても)ある程度の種名が分かってしまうそうである。
どうしたらそうなれるのか尋ねてみると、調査などで散々見てきたから… とのこと。
もちろん、そこに至るまでには、そのサメを熟知できるだけの、きっとうんざりするくらいにサメを見て、調査をしてきているからなのだろうけど、水族館で見てるだけのオレにはハードルが高そうだなぁ、と。

メジロザメ・マニア道を究めるのは、まだまだ先が長く、大変なようです。
というワケで、今後も精進したいと思います。
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