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アクアワールド大洗の気になる魚 [海の魚]

ひとつ前のブログに書いたように、アクアワールド大洗ではサメとオキゴンドウに驚き、楽しんできたワケなんだけど、もちろんその他の魚たちもちゃんと楽しんできた。
滞在時間は(オレにしては)長くなかったので、全部の水槽を隅々までじっくり、とはいかなかったけれど、それでも初めて見た魚もいたりと、それなりに収穫もあった。

まず、初めて見た魚その1がシラウオ。
IMG_7820.jpg
綺麗な手、指に喩えとして有名だが、寿命が短く、季節性があるため、水族館では滅多に見ることのできない魚だ。
オレも初めてだったんだけど、まぁ、その弱々しいこと…
状態が悪いのか、それとも寿命が尽きようとしているのか、はたまたそんなものなのか、初めてなので分からないのだけど、とにかく見るからに弱々しい。
ピントが合いにくい円柱形の水槽に入っていたせいもあるかも知れないけど、小さく細く、しかも透き通っているという、写真を撮るのが困難な条件がすべて揃っている。
頑張った結果が上の写真というワケだけど、なかなか会えない魚だけに、もっとちゃんとした写真が欲しかったのだけどねぇ…

初めて見た魚その2がギンメダイ。
IMG_7930.jpg
見たら分かると思うけれど、キンメダイではなくてギンメダイ(銀目鯛)。
深海の水槽を順番に眺めていた時、ふと目の前に現れたのがコイツ。
見たことのない魚だったけれど、その特徴的な体型から、すぐに分かった。
入ったばかりなのか、それとも1匹しかいないからなのか、魚名板が出てなかった。
初めて見るのもあるのだろうけど、変わった魚だ。
あまり活発ではないのだけど、時々動いては、顎下にあるヒゲを出したり、しまったり…
暗い水槽でフラッシュなしはかなり大変なのだけど、あまり動かないのが幸いして、何とか撮れた。
かなりスゴイものなんじゃないかと思うのだけど…

ここから先は、見たことがあるけれど驚いたものをいくつか。

驚きという意味では、もっともビックリしたのがオーストラリアの沿岸水槽にいたポットベリーシーホース。
IMG_8045.jpg
ハコフグや、タカノハダイ、カゴカキダイの仲間など、遊泳力の優れた魚も入った中に、タツノオトシゴが入っている時点でまず驚き。
ちゃんと餌が食べられるのだろうか? と心配になって聞いてみたら、アミなどをまくと、ちゃんと食べるのだそうだ。
そういえば、水槽の中を漂う浮遊物には、ものすごくいい反応を見せていたから、近くに流れてくれば、しっかり食べるのだろう。
そしてもうひとつ。同じ水槽に数匹のサメが入っていたことも驚きだった。
と言うか、サメは以前からこの水槽にいたが、中には1mはありそうなクモハダオオセなんかもいて、ひと口サイズのシーホースは食べられてしまわないのだろうか? とこれまた心配になったワケだ。
サメたちはほとんど動かないものの、時々動く時は、シーホースたちが絡みついた海藻をなぎ倒すように泳いでいく。
踏みつぶされるようになりながらも、尾を巻き付けた海藻からは振り落とされない。
タツノオトシゴ、結構強いな!! と、意外なたくましさも知ったような気分。
そういえば、サメたちはシーホースには見向きもしないそうで、食べられてしまうことはないのだとか。まぁ、餌もちゃんともらっているのだろうし、その中でわざわざ、あまり美味しくなさそうなタツノオトシゴなんか食べない、ということなのかも?

あとの2匹は驚きというほどではなかったんだけど…
オレが水槽の前に行った時、やけにヒレを広げてアピールしてくれたトクビレは印象的だった1匹。
IMG_7901.jpg
他の個体に対してのアピールだったんだけど、他の個体は無視。
それを眺めてたオレだけが喜んでた(笑)
フラッシュを使って撮れば、ヒレが輝いたんだろうけど、持って行ってなかったので…
それがちょっと残念だったけれど、いいものを見せてもらいました、という感じかな?

最後の1匹(種)はマトウダイ。
IMG_7833.jpg
半年間の展示は飼育記録なのだとか。
HPでその話を見聞きした時、そういう個体がいるのかと思ったのだけど、実際には何匹もいて、それがいる水槽は専用水槽となっていた。
飼うのが難しい魚らしいのだけど、水槽内にいたものの中には、あまり状態が良さそうではないものもいて、その“難しさ”を想像させる。
水族館で見るのは初めてではないものの、もっとありがたがるべき魚だったみたい。
大洗のものが、この先どこまで記録を伸ばすかは分からないけれど、いつでも見られる魚になれば、また違ったカッコよさとか、これまで知らなかった魅力を教えてくれることになるのかも。
そういう意味では、次に行く時の楽しみのひとつ、と言えるのかな。
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コメント 3

タカ

おはようございます。

先日はメール返信ありがとうございました。

シラウオの展示とはこれまた珍しいですね。
地元じゃヒウオと呼ばれ四つ手網で少量が漁獲され早春の風物詩になってます。
私は干潮時に河口の水溜まりに取り残されたのを採取したりしますがか弱い魚です。

そしてマトウダイ!長期飼育が難しいとは初めて知りました。すごい皮が丈夫なので勝手に強そうだと思ってました。
ただ市場で生きてるの見たこと無いです。口が大きく面白い魚ですので補食シーン見たいですね。
ちなみに値段も安く味も良い個人的に大好きな魚です。

先日、ブログで知り合った方が徳島に来られたので、お会いしてガーの話で盛り上がりました。
やはりか○うさんってショップは相当なものらしいですね。
by タカ (2014-03-01 11:10) 

ミストラル

>タカさん

おはようございます。

シラウオをヒウオと呼ぶのは聞いたことがあります。
ただ、あまり食べ応えはなさそうですね(笑)

マトウダイはオレも好きです。美味しいですよね。
先日、三重の道の駅で売られているのを見たのですが、思いの外、安くて驚きました。
大洗では生きた小魚しか食べないそうなので、ダトニオよろしく、伸ばした口で吸い込むように食べる姿が想像できます。

かのうさんは凄いですよ。
叶さん自身がガー好きというのも大きいと思います。
オレの“ガー友”であり、先生でもあります。
こちらに来られる機会があれば、タカさんにも見に行ってみて欲しいですね。
by ミストラル (2014-03-05 09:20) 

ひろみく

シラウオ!春の風物詩ですね。だいぶ前に太地にいったとき、イルカと一緒に泳いでいましたよ!
by ひろみく (2014-03-29 20:51) 

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