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久しぶりに… 伊豆三津シーパラダイス [海獣全般]

ブログの更新も久しぶり…(汗)
書く習慣がなくなってしまったのか、なかなか書き出せず、書き始めるまでもひと苦労。
少々慌ただしかった1月も過ぎ、2月になってようやく水族館へ。
久しぶりの水族館は、約3年ぶりとこれまた久しぶりの三津シーパラダイスへ。
何か目的があったワケではないものの、長いこと行ってないし、寒い今時期なら、もしかすると何かしら珍しい深海生物に遭遇できるかも!? なんて淡い期待を抱きながら…
結果的に、“驚きの何か”に遭遇することはなかったものの、3年も行ってないとなると、あちこち変わっているものだし、オレの見方だって変わる。
そんな変化を楽しんできた。

まず、イルカたち。
愛想の良さは相変わらずながら、ショーに出ている個体の入れ替わりは多少あったようで、中でもカマイルカはメンバーの若返り? がなされた模様。
そのため、技の精度や集中力などは少々不安定。でも、ショープールで楽しそうにはしゃぎ回ってるイルカたちの動きが微笑ましくて、それはそれで楽しいものだなぁ、と(笑)
また、オキゴンドウの復活もトピックスだ。
かつてはロケットジャンプでトレーナーを驚くほど高く跳ね上げてた大きなオキゴンドウがいたが、その個体が死んで以降、しばらく三津シーでは見られなかったが、あのプールで久しぶりにその姿が見られた。
IMG_7608.jpg
こちらもまだ若いようで、まだまだ体も小さく、できる技のバリエーションも少ないようだけど、いずれはかつての個体のように、ショーのエースとして大技を見せてくれる日が来るのだろうと思う。

逆に、オレの方の変化? が顕著だったのがショーに登場するトドのワンくんを見た時。
自分でも驚いたほど、小さく見えた。
初めて行った時は、目の前までやって来たワンくんにビビって、すごすごと後方の席に移動したくらいだったのに、久しぶりに見たワンくんは、“こんなに小さかったっけ?”と。
IMG_7693.jpg
もちろん、縮んだワケじゃない。
最後に三津シーに行った3年前から今回までの間に、4回もおたる水族館に行ったことが、ワンくんの見え方を変えてしまったのだ。
ご存じの通り、おたる水族館はトドショーの総本山みたいな場所だ。
ショーのエースであるモンキチは600㎏。ワンくんより150㎏も大きいのだ。
トド=モンキチ、みたいなイメージが固定化しつつあった中で、久しぶりに見たワンくんが小さく見えてしまったというワケだ。
でも、ワンくん、ベテランらしく、安定感は抜群。
自分のすべきことをちゃんと分かってるようで、確実にすべきことをこなしていく。
ワンくんなら、トレーナーがいなくてもショーを成立させられるんじゃ? なんて思うほど、絶対的な安心感。
性格も真面目なんだろうけど、いつでもちゃんとショーを見せてくれる。
日本の水族館のトド界では、ワンくんも特別なスターの1頭であることは間違いないと確信した。

そんなワンくんの後継者? となるべく、現在修行中なのが、二見シーパラダイス生まれの鉄丸だ。
IMG_7703.jpg
おたるのショーで活躍している鉄平の兄弟で、これまた日本の水族館のトド界のエリート家系の1頭。
鉄丸のショーを見たのは初めてだったけれど、大きさも含め、まだワンくんに取って代わるほどではないようで、とりわけできる技のレパートリーや、安定感では遠く及ばない模様。でも、鉄丸にはワンくんにはない強力な武器? がある。
それが上の写真。
300㎏もあって、見た目はかなりトドらしい? のに、まだまだ顔つきには幼さがあって可愛らしいのだ。
こんな顔を見てると、ワンくんほど技の精度がなくても、可愛いからいいや!! となってしまうのだ(笑)

三津シーで可愛いと言えば、やはりオットセイは外せないだろう。
かつてラッコが展示されていたラッコ館は、オットセイ・ペンギン館と名を変え、旧ラッコ水槽はオットセイの子供が暮らす水槽となっているということは、いつぞやのブログにも書いたような憶えがあるのだけど、オットセイの仔はとんでもなく可愛いのである!!
海を仕切った展示場にも沢山の個体が暮らしているが、やはり目の前で見られる水槽は魅力的だ。
この水槽は三津シーでの楽しみのひとつになってる。

水槽の前に立って、泳ぐオットセイに手を振ってみる。
その時の反応に手応えを感じたので、カメラバッグからタオルを取りだした。
このタオル、カメラを拭くために持っているただの白いタオルなのだけど、各地のイルカやアザラシの心を掴んできた“伝家の宝刀”であり、オットセイにも通用するだろうと振ってみた。
案の定、プールにいた3頭が集まってきた。
IMG_7630.jpg
こういう時の反応で、それぞれの個体の性格が見て取れるのが面白い。
積極的な性格で、反応がいい子がいると楽しいが、遊んでいると写真が撮れないのが難点。
薄暗いプールで、しかも真っ黒なオットセイは、そうでなくても撮りにくい相手なのだ。
楽しそうな顔を見せてくれるのに、数少ない写真はほぼ全部がブレブレ。
IMG_7616.jpg
とは言え、オットセイたちの気を引き続けなければ、すぐにどこかに行ってしまうのが難点だが、写真を撮ろうとさえしなければ、ずっと遊んでくれる。
しばらくすると、誰でも“連れて帰りたい!!”そんな気分になるはずだ。

久しぶりの三津シーパラダイスで、未来のスターたち、可愛いオットセイたちによって、楽しい1日を過ごしてきた、という話でした。
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コメント 4

タカ

こんばんは

トドの子供可愛いですね。
でも怪獣の類は匂いがきついですね・・・。
以前、大分のウミタマゴで触ったアザラシも相当なものでした。
でも可愛い!

チャパシウスの件
ご存じだったのですね。
私のブログにはショップ名出してなかったのですが・・・
バレバレでしたね。

確かにチャパシウスブリードは少食とよく聞きます。
ブログに来て下さる方々も揃って食が細いと言われてます。
自分のチャパシウスもワカサギに餌付いてからは人工飼料を
詰めたりして栄養価UPに色々してました。
おかげで現在は53cm程度です。

ニカラグアは数奇な縁で去年、オクに出てていろいろ遠回りをして我が家に来た仔です。
最初はガリヤセでしたが随分立ち直りました~。
by タカ (2014-02-12 21:48) 

ミストラル

>タカさん

海獣類は臭いって言いますね。
オレは触らないので、具体的には知らないのですが、飼育スタッフ氏の話では、かなり臭うようです。
でもまぁ、魚食性とは言え、肉食の野生動物ですから、臭いのもまぁ、当たり前なのかも知れませんね。

なるほど~!!
食が細い傾向なのですね。
ウチにはチャパシウスのワイルドもいるんですが、
そちらは結構ガツガツ(いつもではないですが)しているし、
何より、あんなに餌を食わないガーは初めてです。
もう諦めたというか、好きにして、って感じになってます(笑)

ニカラグアも、まだそんな扱いを受けている個体がいるのですね!!
そこにも驚きです。
by ミストラル (2014-02-15 23:50) 

ひろ

海獣は本当に臭くて、一晩水に入らなかった個体は鼻が曲がりそうに匂います。恒温動物は基本的に嫌いなので、余計に・・・
キタオットセイは日本でここだけなのですが、委託飼育生物なので自館からの発信は消極的な面もあります。なので、ミストラルさんから、もっと宣伝してください。
勿論、展示方法・解説方法なども検討しますが。
by ひろ (2014-03-29 21:11) 

ミストラル

>ひろみくさん

そんなに臭いんですね!!
飼育スタッフの人たちは、そんな所でも大変な思いをされてるのですね。
恒温動物は嫌い… そんなこと言っていいんですか?(笑)
実はオレも、海獣類はそうでもないですが、陸棲の哺乳動物は好きじゃないものも多いです(笑)

オットセイ、もったいないですね。
あれを目的に三津シーに行ってる人、少なくないと思いますよ。
by ミストラル (2014-03-30 18:46) 

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