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鳥羽水族館の極美ピラルクー [ピラルクー]

今回の鳥羽水族館で、オレをもっとも驚させたものは、実はピラルクーだった。
今頃? という声が聞こえてきそうだけど、自分でもそう思った(笑)
鳥羽水族館に来れば、いつも長い時間眺めているはずの水槽だったのに、一体オレは、今まで何を見ていたんだろう? と少々恥ずかしいような気分になったくらい。

何に驚いたかって、水槽を泳ぐピラルクーのクオリティ。
ビックリするほど赤い、というか発色部分の面積が広いのだ。
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スゴイでしょ!?

以前から、割と赤みの強い個体がいるなぁ、とは思っていたものの、ここまで見事だったという認識はなかった。
とは言え、昨日今日入ったような個体とは思えず、また、これだけの個体を見落とすとも到底思えない。
そこで、過去の写真を漁ってみた。
確かに、赤みの強い綺麗な個体はいた。しかし、ここまで綺麗とは思えず…
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2011年に撮影したもの。※別個体の可能性あり
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2009年に撮影したもの。※別個体の可能性あり

とびきりの1匹以外にも、レベルの高い個体が他にも数匹。
そんな良個体が揃っていたという記憶もないから、2年前から綺麗になった、ということなんだろうなぁ。
成長期の個体ならいざ知らず、2m級の個体がさらに綺麗になるなんて!!
鳥羽水族館、スゲェ!! 
最高のピラルクー水槽とは思っていなかったんだけど、そんな風に思っててゴメンナサイって感じ。

でもね、これだけ綺麗な個体が揃ってるとなると、鳥羽水族館のピラルクー水槽は、ちょっと惜しい感じもしちゃうのね。
ピラルクー水槽としては国内トップ5に入る大きさがあるというのに、見にくいのだ。
観覧面よりも水底がずっと低い位置にあって、ガラスに面しているのは水深の1/3くらい。
ピラルクーは比較的見やすい位置にいてくれることが多いものの、観覧面に近い部分はどうしても死角になるし、底の方に行ってしまったり、また、底の方にいるナマズたちはしっかり見ることが難しい。
鳥羽水族館の大きい魚類水槽には、そういう作りのものが多いようだ。

また、見るのに支障があるほどではないのだけど、水槽が薄暗い。
周辺の新しく作られた水槽は、本物の植物が育つほどの明るさで作られているから、ひと際暗く感じてしまうのだ。
一方ピラルクー水槽は、開館当初から大変更はなされていないトラディショナルスタイルのアマゾン水槽だから、暗さも含めあんな感じに作られているんだろうけど、ピラルクーが鮮やかなだけに、もっと明るい中で見たらどれだけ綺麗だろう… そんな風に思うと残念に感じてしまうというのが惜しい理由だ。
残念ついでに、水槽の暗さ、周辺の明るさなどの悪条件に加え、このピラルクーの水槽は何故かアクリルではなくガラスが使われていて、等間隔でガラスを支える支柱が立っているのも手伝って、写真も非常に撮りづらい。
綺麗だから撮りたい!! でも撮れない。その姿を綺麗に収めたいと思えば思うほど、歯痒い思いをすることになる。
IMG_4256.jpg
でもね、2m級の個体があの数いて、しかもそのほとんどが驚くほどの綺麗さ。
日本各地の水族館でピラルクーを見てきたけれど、そんな水族館、なかなかないよ。
ピラルクーを目的に水族館に行くのなら、鳥羽水族館はアリです!!
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コメント 2

タカ

数年前、広島の宮島水族館が展示コンセプト変更の際にピラルクーを鳥羽に譲渡してます。
その個体も2mオーバーでしたので、もしかしたら宮島から来た個体かもしれないですね。
暗くて見難い水槽もピラルクーの妖しさを引き立ててるのかもしれませんよ(笑)
by タカ (2013-10-19 08:04) 

ミストラル

>タカさん

宮島水族館にも赤いピラルクーがいたそうですね。
改修を前に、鳥羽に移送されたことは知っていましたし、2年前に行った時には既にいたはずなんですがねぇ…
でも、こんなに綺麗な個体だったら、ちょっと残念なことをしたと後悔してるかも知れませんね(笑)

見るのには支障のない暗さなので、妖しい、というほどでもないんですよね。
個人的に、ピラルクーに限らず、魚は明るい所で見た方が綺麗だと思っているんですが、これだけの個体だとなおのこと、そんな思いが強まります。
by ミストラル (2013-10-22 21:58) 

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