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今の鳥羽水族館と言えば… その2 [鯨類]

9月に入り、夏休みの終わりとともに、水族館ブログのアクセス数もそれまでがウソみたいに伸びなくなった。
更新していないせいもあるんだろうけど、それまで連日多くの人の見てもらえていただけに、ちょっぴり寂しい気分でいたのだけど、先週末以降、夏休みシーズンほどではないけ
れど、それまでよりアクセス数の伸びがいいような…
ひょっとして、鳥羽水族館のダイオウグソクムシの話をしたから? だとしたら恐るべしダイオウグソクムシ効果、なのだけど、今の鳥羽水族館には、まさに今しか見られないものもある。

そのひとつが、6/15に産まれたイロワケイルカの仔。
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何年か前に、マリンピア松島水族館で出産直前の大きなお腹をしたものは見たことがあったけれど、産まれて間もないイロワケイルカを見たのは初めてだ。
小さい種類だから当たり前ではあるのだけど、仔イルカの小ささは驚くほど。
きわめてスムーズな泳ぎの母親とは対照的に、カクカク音がしそうなほどのぎこちなさで尾ビレを振り振り泳いでいるのが可愛い。
あまりのぎこちなさに、“もしかして作り物なんじゃ!?”なんて思えてきたり…

母子それぞれ1頭で泳いでいることが多かったが、それでも時にはこんなシーンも。
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こんな様子を見れば、流石に作り物とは思わないけれど、不思議なことに、母親とランデヴー遊泳する時は、泳ぎがスムーズに、そしてスピードも速まるのだ。
普通に泳げるんじゃん!! 母親に寄り添って泳ぐ方が、やはり単独で泳ぐよりも泳ぎやすいということなのだろうか?
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今やイロワケイルカは国内では2館でしか飼われていない。
それ自体がかなり貴重な存在なのだけど、そのベビーなんて見られる機会は滅多にない。
その作り物的可愛さ? を楽しめるのは今の時期だけだ!!


貴重なベビーと言えばもうひとつ。
9/3に産まれたオウムガイの幼体にも注目だ。
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産まれたばかりということで、大きさは直径3㎝ほどと、とても小さい。
形は成長した個体と同じような感じだが、殻の色はオレンジ色で、縞模様もうっすら。
だいぶ印象が違っている。
オウムガイ水槽の端に設置されたケースに1匹で入っていたが、行った時は水面に浮かんでいて、見えやすい位置には降りてきてくれなかった。
水面は観覧面より少し高い位置にあるため、さらに水面にいるとなると、綺麗な写真は撮れない。
いい位置にいるのを見られたなら、それもラッキーと言えるのかも。

その色、大きさ、まるで卵の黄身がプカプカ浮かんでいるようだ。
こんな小さいのに、刻んだ魚などを親と同じものを食べるらしい。
これがどんな風に大きくなって、オウムガイらしくなっていくのか、これまた次に行く時の楽しみ。
ちなみにこのオウムガイ、孵化したのは4年ぶりとのこと。
そもそも、孵化に成功している例が鳥羽水族館以外ではほとんどないため、そんな意味でも貴重な存在と言えるのだ。

夏休みシーズンも終わり、そろそろ水族館も空いてくる頃のはず。
1ヶ月前なら恐らく無理だったと思うが、今ならこうした“今だけスペシャル”もじっくり楽しむことができる。
どちらもなかなか見られないものに加え、時間が経てば経つほど、成長してしまうので、今ならではの可愛さを見たければ、早く行くしかない。

これらも含めて、鳥羽水族館自体がいろいろ“旬”なようです。
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