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あちこちの気になる魚 [海の魚]

夏休みである。
1年の内で、水族館がもっとも混雑する時期であり、オレにとってはオフシーズン。
でも、水族館にとっては多くのお客がやって来るかき入れ時であるため、様々なイベントや企画展が開催されたり、展示が充実したりする。
オレ自身はこの時期、あまり水族館に近づかないので、それらを見ることは少ないんだけど、今年は誘われていったエノスイや、サンシャイン水族館ナイトなどがあったお陰で、混雑している時期の水族館にも行くことができた。

そこで気になった魚をいくつか。
まずは新江ノ島水族館から。
新江ノ島水族館の相模湾の展示ゾーンには、定期的に内容が変わる“旬の水槽”というのがあって、その時期に獲れる“旬”の魚の展示が行われている。
“旬”なだけに、面白い魚が入っていることが多く、エノスイでは見逃せない水槽となっている。
7月末に行った時には、シログチとニベが入っていた。
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シログチ
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ニベ

どちらもイシモチとして食用にされている、あっさり白身の魚だ。
シログチは葛西臨海水族園にもいるが、意外と目にする機会の少ない魚だと思う。
どちらも姿形がよく似ていて、パッと見ただけでは同じものに見えるというのもオレ好み(笑)
と言っても、ニベの方が色が濃く、黒い細かい模様があるので、しばらく見ていればすぐに見分けが付くようになる。


お次はソニー水族館にいたカンモンハタ。
IMG_2077.jpg
ソニー水族館の水槽には、毎年何かしらのハタ類が入れられていて、存在感をアピールしているが、今年は2匹のカンモンハタがその役を務めていた。
キリンの柄みたいな模様と、黄色いヒレ、そしてハタならではの豊かな表情に惹かれる。
しかも、動きがゆっくりで、いいポーズのままジッとしていてくれることも多く、写真に撮りやすいのもいい。
ハタの中では、カンモンハタは小ぶりな種類なので、例えば美ら海水族館の大きな水槽などではその存在感も今ひとつ。
しかし、ソニー水族館の小さな水槽だと、あのくらいのサイズがちょうど良くて、その魅力を再発見できるというワケだ。
恐らく、イベントが終わるまで、人気を集め続けるはずだ。


先にも書いたように、夏休み前になると既存の水槽に新しい魚が追加されることが多く、賑やかになる。
エプソン品川アクアスタジアムのサンゴ礁魚類の水槽、そしてサンシャイン水族館のサンシャインラグーン水槽のどちらも、多くの魚が追加され、とても賑やかになっていた。

エプソン品川アクアスタジアムは、ブダイ類の数を増やしたようで、今までもいたヒブダイに加え、色鮮やかな南の海のブダイたちが数多く泳いでいた。
その中で目に付いたのがコレ。
IMG_3852.jpg
オビブダイ? レモンブダイ? と思ったのだけど、いずれもカラーパターンが違っている。
写真を撮って家に帰って調べてみたら、どうやらキビレブダイのようだ。
ブダイ類はどれも綺麗だけれど、色や形に似ているものが多く、種類を見分けるのには少々慣れが必要だ。
このキビレブダイの他にも、ナンヨウブダイなども仲間入りしており、水槽内はこれまでよりも鮮やかさを増している。


最後の1匹は、これまた魚が増えたサンシャインラグーン水槽から。
ラグーン水槽横のチョウチョウウオの水槽を眺めていた時のこと。
背景のラグーンに、平たい体のベラが何匹か泳いでいるのが見えた。
シロクラベラかな!? なんて特に気にも留めていなかったんだけど、その直後にシロクラベラが登場。明らかに別の魚だったことに気付いた。
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よくよく見てみると、色といい、口元の飛び出た歯といい、体型といい、シロクラベラとはまるで違う魚。その正体はクサビベラ。
成魚になると、頭部を中心に真っ黒になってしまうのだけど、ラグーン水槽にいる若魚は一見地味に見えるけれど、よく見るとかなり綺麗な体色だ。
多分、初めて見る魚だと思う。そのためか、“いいものを見た”感は、最近では一番大きかったかも知れない。

何匹かいたけれど、水槽の向かって左端にいることが多いので、探してみて欲しい。

来週もまた、友人たちと連れ立って水族館に行くことになっているけれど、こうした“夏休みスペシャル”に会えることを期待しつつ…
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