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和歌山県立自然博物館の気になる魚 [海の魚]

ひとつ前のブログでも書いた通り、魚の種類数はかなり多い水族館だったから、気になった魚も多くて、これまた5つを選び出すのが大変だったのだけど、そんな中で真っ先に登場が決まったのがオオスジハタ。
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オレ好みな体型、顔つきに加え、色、柄も綺麗。
こんなハタ、初めて見た!!(多分)、というのも手伝って、水槽の前を通る度に写真を撮ってた(笑)
家に帰ってから調べてみると、ハタの仲間ではタマカイに次いで大きくなる種類だそうで、1.5mほどになるのだとか。
展示されていたのは30㎝ほどのものだったけれど、そんな巨大になるなら、もう少し大きいのも見てみたいなぁ、と。
比較的暖かい地域に生息する種類のようで、和歌山あたりでは少ないらしい。
余談ながら、食べてもとても美味しいのだとか。


大型と言えば、ウツボ最長種のオナガウツボも印象的だった。
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南方系の種類らしく、沖縄あたりではよく? 見られるらしいものの、和歌山県では珍しい種類とか。
串本海中公園でも展示されており、オレが見たのはその時が初めて。初めて見た翌日に、別の水族館で2回目に遭遇したというワケだ。
串本の気になる魚として登場しなかったのは、水槽が真っ暗で写真が撮れなかったから。
最大で4mほどになる種類だそうだが、串本にいたものは2.7mもあったらしい。こちらの個体は2.2mほどとのことだが、それでも“どこまで体があるの?”と思うほどの長さは、流石は最長種、といったところだろうか。


オレの和歌山遠征の少し前、この和歌山県立自然博物館で2種類の珍しいハゼが展示されたというニュースを見た。
ハゼの仲間は、数が多いのに加え、個人的な興味が薄く、馴染みのないグループだったりする。しかし、せっかくの珍品である。これは心して見なくては!!
というワケで頑張って写真を撮ってみたのがタビラクチ。
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干潟に生息する種類で、特に泥が多いところを好む種類だとか。そんな環境が減っているためか、絶滅が危惧されている種類とのこと。
珍しい理由は、数が減ってしまっているからなんだろうけど、和歌山県での記録としては2002年以来11年ぶり、3例目の記録なのだとか。
そう聞くと、現金なもので、何だかとてつもなく凄いものに見えてくる(笑)
もう1種類は、詳細な種類は不明のヒゲワラスボ類。これまた絶滅が危惧される希少種で、和歌山県内では2例目となる記録だそう。
タビラクチの右上にいるミミズみたいなのがそれ。
タビラクチも5㎝ほどととても小さく、撮影は苦労したのだけど、さらに小さく、水槽の中でさらに別のケースに入っていたヒゲワラスボは、とてもピントを合わすことができず、撮影を断念した。
和歌山県立自然博物館には、ハゼ担当の学芸員のスタッフがいるそうで、こうした珍しい種類が展示されるのも、その賜物なのだろう。
ハゼに興味がある人なら、そのスタッフ氏を訪ねていけば、もしかするとすごく有意義な時間が過ごせてしまうのかも?


ハゼ同様、個人的に馴染みが薄いのがフグの仲間。
だから、よく知っている種類だと思っていたものが、実は知らない種類だったりすることもよくある。
サンゴの話を聞いていた時に、その水槽にシマキンチャクフグがいるのを見つけた。
しかし、そのシマキンチャクフグ、色のある模様が入っていて、見知ったシマキンチャクフグとはちょっと違っている様子。
すると、「それはハナキンチャクフグですね」とそのスタッフ氏。
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初めて見たワケではないのだろうけど、印象に残ったのは初めてと言っていい。
よく見れば結構綺麗なフグだ。
ただし、シマキンチャクフグよりも気が荒いらしい。
シマキンチャクフグも動きの遅い魚にちょっかいを出しているのを見たことがあるけれど、そういう部分がもっと強烈ってことなのかな?
とは言え、このフグが泳いでいた水槽には他の魚も入っていたけれど、見ている前ではそんなそぶりは見せなかったけれど…


最後の1匹は、大水槽にいたイズヒメエイ。
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これも多分、見るのは初めての魚。
イズヒメエイは小型種らしいのだけど、写真の個体はかなりの大きさ。上に乗ってるセンネンダイがほぼフルサイズと言えば、その大きさが想像できるだろう。
魚名板はホシエイとイズヒメエイの2種類が出ていて、ホシエイではないエイはこれしかいなかったからそうなのだろうと思うのだけど、“こんなに大きいの!?”てな感じ。
また、その他の特徴を探ろうにも、水槽の端でジッとしていて、オレがいた4時間くらいの間、1度も動かなかったので、それもできず…
いろいろな意味で気になる1匹でした。

和歌山県立自然博物館も魚の密度が高く、よく知っていると思っていた魚が、実は知らない種類だったりと、見応えがあった。
今回の5種類のチョイスも結構迷ったりしたほど。
魚をちゃんと見たいという人には、和歌山の水族館はどこもオススメです!!
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