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エプソン品川アクアスタジアムの気になる魚 [海の魚]

今年に入ってから、エプソン品川アクアスタジアムの魚類がどんどん充実している。
年間パスを買って以降、足を運ぶ機会が格段に増えたため、ちょっとした変化に気づきやすくなったせいで、そう感じるだけかも知れないが、3月以降、ずいぶん魚が増えたのは間違いのない事実だ。
とは言え、マンタみたいな大物が追加されたという話ではなく、入り口からイルカショースタジアムに続く壁沿いの水槽の魚など、小さなものが中心。
しかし中には、それなりの存在感を持ったものもいて、その代表的な存在がTrygonorhina fasciataだ。
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学名表記したのは、日本にいない魚なので和名がなく、エプソン品川でもネームプレートは出ていないから。
オーストラリア南部の海域に生息するサカタザメ類で、彼の地ではサザンフィドラーなんて呼ばれているエイだ。
派手な色は持っていないけれど、独特な色合いと模様は、やはり人目を引くようで、特にエプソン品川の個体は陽気? な性格なのか、いつも泳ぎ回っているので、ある程度の人気を集めているようだ。
3月くらいにやってきて、最初はサンゴ礁魚類の水槽に入っていたんだけど、同じ水槽の魚に尾ビレを囓られてしまい、お隣のトンネル水槽へと引っ越しとなった。
最初は水槽の端でジッとしていたものの、水槽にすっかり馴染んだ現在では、大きな同類にも負けず、元来の陽気さで水槽内を泳ぎ回って観客の目を引いている。ただし、最近は砂に潜っていることも多いけれど…
個人的にも会うのが楽しみな1匹になっている。


性格故に、会うのが楽しみになっているのは、イルカショースタジアム入り口横、イセエビの水槽に新たに入ったユカタハタもそう。
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個人的に好きな魚のひとつだというのも大きいけれど、この個体もいい性格をしてる。
ユカタハタは引っ込み思案で隠れがちな個体が多く、せっかくの綺麗な体色もちゃんと見られないことが多い。
この個体も隠れていることが多いんだけど、時々、気が向くのか、ガラス面(端の方だけど)まで出てきてることがある。
そういう時は、この子の前でそっとしゃがんで、指を動かしたりしていると、それを見てるように、その前でジッとしていてくれる。
何となく意思の疎通ができてる見たいな気分になれて、少し楽しい気分になれるのだ。


このユカタハタと一緒に? やってきたのがサラサハタだ。
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まだ若い個体なので、白いヒラヒラした体つきが可愛らしい。
同じ水槽内とは言え、それぞれいる位置が離れて生活しているので、赤と白の対比というワケにはいかないが、南国の魚らしいサラサハタは、エプソン品川にはピッタリなキャラクターと言える。
ユカタハタよりも大きくなるので、いずれはトンネル水槽に引っ越し、なんてことがあるかも知れないが、これもまたこの先の成長が楽しみな1匹だ。


この2匹のハタがいる水槽には、この2匹以外にも新入りが加わり、賑やかになった。
何匹かいる若いネコザメもその新顔のひとつだが、隠れてしまうものが多いこの水槽の中で、隠れずにいるアカメは貴重な存在だ。

光源の関係なのか、眼が赤く輝く瞬間を見るのは難しいけれど、4匹いるいずれもが60㎝くらいはあるかなり立派なもの。
このサイズのアカメを展示した水族館は本場の高知でならいざ知らず、それ以外の地域ではあまり見かけないもの。そういう意味では珍しいと言っていいだろう。
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どこから来たものかは知らないけれど、ネームプレートには“アカメ Lates japonicus”と書かれている。確かにその内の2匹は典型的な“アカメの顔”なんだけど、あとの2匹はやや面長で、バラムンディみたいな顔つきをしている。
だからどうしたっていう話ではないんだけど、好きな魚だけに、そんな部分が気になってしまうのですよ。
余談ながら、どちらの顔が好きかと言われれば、バラムンディ顔の方が好み(笑)


オレのブログだから仕方がないけれど、同じ水槽の、大型魚ばかりの登場になってしまったので(笑)、そうでないものもひとつ。
アカメやサザンフィドラーなどの新顔が増え始めた今年の初め頃、壁沿いの水槽、入り口から2つめの水槽に、見慣れない小魚が。
IMG_7199.jpg黄色い頭に青い体。眼にはキリッと斜めのライン。
その頃はまだネームプレートも出ていなかったので、大体この辺の仲間だろう、と目星を付けて調べるも、該当する種類がない。
何ていう魚だろう!? と思いつつ、ある日何気なく開いた魚類図鑑で、偶然開いたページに、あっ!! コイツだ!! とようやくその正体が判明。
オウゴンニジギンポというギンポの仲間らしい。
ギンポというと、ウナギのようなニョロッと細長い体つきをしているというイメージが強かったが、このオウゴンニジギンポはそれに当てはまらない。
綺麗な魚だけど、5㎝ほどしかない体はとても小さく、岩組みの隙間なんかに入ってしまうとすぐに見られなくなるのが難点? だ。
とは言え、この魚がいる水槽は、新たに追加された魚種がもっとも多い水槽で、オウゴンニジギンポを見つけられなくても、ちゃんと楽しむことができる。

今回紹介したものは、大型魚が中心だったので、それほど探し回らなくても簡単に見ることができるので、是非、見てみて欲しい。
これら以外にも3月以降に追加された新顔は多いんだけど、エプソンの新顔シリーズ、続く… かなぁ!?
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