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サンシャイン水族館の気になる魚 [海/淡水・魚全般]

ピラルクー同様、オレがサンシャイン水族館で見るのを楽しみにしているもの。
これまた水族館ナイトで話した通り、ラグーン水槽のエイたちだ。
サンシャイン水族館には全部で6種類のエイが展示されているが、ラグーン水槽ではその内5種類が暮らしている。
水族館のエース的存在であるシノノメサカタザメや、派手なヒョウモンオトメエイにどうしても目がいきがちだが、注目してみて欲しいのはトビエイたちだ。
トビエイは3種類いて、大きなマダラトビエイ、茶色で小ぶりなナルトビエイとトビエイがいる。

このトビエイ(Myliobatis tobijei)が注目なのだ。
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とは言え、別段珍しい魚ではない。それどころか近海で獲れる普通種であり、伊豆あたりでも普通に見られる種類だ。もちろん、サンシャイン以外の水族館でも普通に見られる。
なら、どうして? と思うだろう。
水族館で見掛けるトビエイは、痩せが目立っていたり、状態の悪そうなものが多い気がするのだ。もしかすると、あまり飼いやすい種類ではないのかも知れない。
でも、サンシャイン水族館にいるものは、2匹ともふっくらしていて、状態もよさそう。
同じ水槽にいるマダラトビエイやナルトビエイほど動きに活発な感じはしないものの、餌の時間にはちゃんと食べるし、正面のアクリルパネルに沿って泳いで観客サービス? もそれなりにこなす。
同じような種類に比べると、どうも印象に残りにくいというイメージがあったんだけど、サンシャインのものは、そんなイメージを払拭してくれそう、というのが注目の理由だ。


同じ水槽で暮らすナルトビエイも注目したい。
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先に紹介したトビエイと、同じような大きさ、色、形をしているが、トビエイとは属が違っていて、こちらはあの水槽にいる大きなマダラトビエイと同じAetobatus属。よく見ると顔つきが違っていることに気付くはず。その顔つきが理由で、こちらは個人的に好きな種類でもある。
同属のマダラトビエイと比べても、吻が短く、目が大きく、より可愛らしい顔をしている(←あくまでオレ基準)のがその理由。
このナルトビエイがどうして注目かというと、こちらは珍しいから。
とりわけ水族館でその姿を見掛ける機会は少なくて、東京圏ではサンシャインだけ。
全国でもオレが今まで行った72館中、サンシャインを含めても4館だけ。もちろん、まだ行ったことがない所にいる可能性もあるワケだけど、それにしても少ないことは間違いない!!
劇的な変化は少ないけれど、いつも会うのを楽しみにしている魚のひとつだ。


変化と言えば、リニューアル直後の頃よりも、格段に綺麗になってきたのが2Fのアジアの淡水水槽にいるアジアアロワナだろう。
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アロワナというと、高価な魚として有名だが、まさにその高価な種類。
その値段故か、紅くなるタイプを水族館で見ることは少ないが、この個体はその少ない例のひとつでもある。
1年前のオープン時にはまだ小さく、発色もごくわずかだったものが、成長に伴い、かなり綺麗になってきた。
紅いアジアアロワナは、以前、アクアマリンふくしまにいたものが綺麗で、オレの中では水族館で見られるNo.1アジアアロワナと評価していたのだけど、その座はこの個体のものになりそうな気がしている。
紅龍はアジアアロワナの中でも、大きく育つ種類であり、この個体もまだまだ大きく、さらに綺麗になるはず。
今の体型、バランスのまま、紅さがより深みを増せば、本当に綺麗なものに仕上がるはず。
これもまたこの先の成長が楽しみな1匹だ。


アロワナがいる水槽の並び、アフリカの水景を再現した水槽も個人的にお気に入りだ。
水草の育成状況こそかなり残念な感じだが、魚はどれも綺麗に育っていて、中でもコンゴテトラの群れはとても見応えがある。
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コンゴテトラは観賞魚としても古くから一般的だが、家庭に置ける小さな水槽で群泳を楽しむには少々大きく、その魅力を十分に味わいにくい。
しかし、サンシャインのあの水槽は、そんなコンゴテトラの魅力を堪能するのに最適なサイズなのだろう。水草のために明るくされた水槽内は、コンゴテトラを輝かせるにも十分で、ヒレも綺麗に伸長し、十分に成長した姿を見せてくれる。
しかも、それが群れをなして泳いでいる様は、本当に見事だ。
群れの中心はコンゴテトラだが、その中にはイエローフィンコンゴや、レッドアイカラシンなどもいて、そのそれぞれがやはり美しく育っている。
イエローフィンコンゴなどは、それもかなり感動的な美しさだ。
他にも、3種類いるシクリッドがそれぞれの生活を見せてくれるなど、覗き込む楽しさが多い水槽になっていて、サンシャイン水族館の中でもお気に入りの水槽のひとつになっている。


コンゴテトラが群れ泳ぐアフリカの水槽の向かいにある、汽水魚の水槽もお気に入りだ。
この手の水槽は多くの水族館にあって、サンシャインにあるものも、中に入っている魚自体は、余所の水族館にある同様の水槽と大差はない。それどころか、水槽自体はそれらよりも小さくて、そういう意味では条件はよくないはずなのに、不思議と魅力的な水槽になってる。
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中でも、2匹いるゴマアイゴの綺麗さはなかなかのものだ。
水槽内にはヒメツバメウオなどの定番種の他に、水槽に不釣り合いなほど大きいゴマフエダイ、そしてこのゴマアイゴたちが入っているのだけど、水槽は小さく、魚たちはひしめいているのに、魚たちは綺麗で、水槽の明るさも健康的な感じ。マングローブの擬木なんかも入っていて、掃除もしにくいだろうと思うのだけど、いつも綺麗なのも気持ちがいい。
個人的に馴染み深い魚や、特別好きな魚が入っているワケではないけれど、何となく気になる、お気に入りの水槽だ。
綺麗な魚、という点では、美ら海水族館に勝る水族館はない!! と思っているんだけど、この汽水魚の水槽と、その中身に関しては、美ら海水族館の同様の水槽にも勝っていると思う。
アロワナ~コンゴテトラ、汽水魚の水槽と、2Fの水槽はどれもあまり大きくはないけれど、その中身については面白いものが多い。
行った際には、じっくり覗き込んでみて欲しい。
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