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アロワナが跳ぶ!! 八景島シーパラダイス [淡水魚]

ひとつ前のブログで書いた通り、7月5日に八景島に行ってきた。
その目的は、オレが行った1週間ほど前に産まれたシロイルカの仔を見ること。
オレにとってシロイルカは、それほど強い興味のある生き物ではないんだけど、頻繁に産まれるものではないから、産まれて間もないものは滅多に見られるものじゃない、と言うワケで、オレには珍しくイルカを目的に出掛けてみたのだけど…
ご存知の通り、その後、残念な結果になってしまったため、ブログはイルカ以外の話。

半年ぶりくらいの八景島は、イルカ以外にも新しくなったショーを見ることも目的だったんだけど、ショースタジアムに行く前、手前にあるアロワナがいる水槽の前で何となく魚たちを眺めていると、ウェットスーツに身を包んだスタッフ氏がやって来た。
これから水槽の掃除を始めると言う。でも、その前に餌を与えるというので、その回のショーは諦めて、給餌シーンを見せてもらうことにした。

以前のブログ(2011.11.26)でも触れているが、八景島ではアロワナのジャンプ給餌を行っている。
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11/26のブログでは、まだショーとしてのジャンプ給餌が始まっていなかったので、内容をぼやかして書いたが、その時は年明けに向けたジャンプ給餌の練習をしていた。
今年の干支は辰年ということで、龍魚を龍らしく飛ばしてみようというものだったようだ。
正月のイベントが終了した後も、イベントとしては行っていなかったものの、給餌の度に飛ばしていたと飼育スタッフ氏。
そんなジャンプして餌を食べるアロワナたちに再び脚光が。
先にも書いた通り、オレが行ったのは7月5日。オリンピック開幕を控えたタイミングだった。水族館でもオリンピックに関連した様々なイベントが企画されていたが、そのひとつがアロワナによるくす玉割り。
くす玉の先に付いた餌にめがけてジャンプし、それによってくす玉が開くというものだ。

そんなイベントが控えていただけに、練習にも熱が入る。
と言うか、昨年からジャンプ給餌を続けていたアロワナたちは、すっかり慣れたもの。
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餌を付ける紅白の棒を見つけると、すぐにその場に集まり、跳び上がるために体を弓なりにする。
昨年末に見た時は、小さな個体が多く、軽々とピョンピョン飛び跳ねていたが、アロワナたちも成長し、どれも60~70㎝前後の大きさ。
あまり大きくなると飛び跳ねなくなるものだが、日頃の練習の成果か、このサイズでも水面からかなり離れた餌まで大きく跳び上がる。
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身体が大きくなった分、以前よりもはねる水を多くなり、周辺は結構濡れる。水槽に近づくと濡れること間違いなしだ。

アロワナ以上に驚かせてくれるのが、同居のドラードの跳躍だ。
IMG_4041.jpg
アロワナほど高くは飛ばないものの、餌を水面付近に近づけると、全身が水中から露出する程度には飛び出してくる。
鮮やかな黄色の体色が、水しぶきと共に弾ける様は、一瞬のことながらまるで花火のよう。
しかし、アロワナと違い、ドラードは動きが圧倒的に速く、このジャンプは一瞬。瞬きひとつで見逃してしまうほど。しかも、餌の取り損じがないため、何度もジャンプをすることがない。

アロワナのジャンプを見せている(た)水族館はいくつかあるが、ドラードのジャンプが見られるのは八景島だけ。
しかも、八景島のドラードは屋外飼育の恩恵か、黄色みが強く綺麗なので見応えがある。
個人的にはドラードよりもアロワナの方が好きなオレだが、このジャンプ給餌の圧倒的なスピードと鮮やかさには、すっかりやられてしまった。
ドラード好きなら、いや、南米の魚が好きな人や、かつてオーパを読んだことがある人なら感動できること間違いなしだ。
かつては3匹いる内の1匹しかジャンプして餌を取れなかったそうだが、今では3匹がそれをできるようになっているそうなので、遭遇するチャンスは増えているはず。

主役はあくまでアロワナで、見たことがない人にはそれも十分以上に驚ける。
ただし、これらのジャンプ給餌はレギュラープログラムではないため、行けば必ず見られるとは限らない。
今回のオリンピックの関連イベントのようなものがあれば、その期間は見られるはずだが、そうでない時は、練習に遭遇すれば、というのがちょっと難しいところ。
でも、見てみる価値は大いにあるので、見てみたいという人は、水槽付近にいるスタッフ氏に聞いてみるといいだろう。
だが、いつぞやのオレのように「今日はもう終わっちゃいました…」なんて答えが返ってくることもあるんだけどね。
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コメント 2

タカ

こんばんは
アロワナのジャンプ給餌迫力ですね。
写真のアロワナはブラックでしょうか?
綺麗な魚体だと思います。
ここの環境なら体型異常も起こり難いでしょうね。

ドラドは結構飛ぶみたいですね。
産卵場所である上流部にサケのごとく遡上するのを
テレビで見た事があります。
体型もサケに似てますし・・・

それにしてもくす玉を割るアロワナは見てみたいですね。
by タカ (2012-08-19 19:43) 

ミストラル

>タカさん

こんばんは

アロワナはシルバーです。
この水槽には1匹だけブラックもいるのですが、尻尾がなくなってしまっていて、水槽の端の方でいつもジッとしています。
八景島の水槽は、アロワナにとってはいい環境だと思います。
シルバーアロワナには十分広いし、ピラルクーやレッドテールキャットもいませんからね。

ドラードはアロワナのように跳んで捕食する習性は持ち合わせていないようですが、力強い魚なので跳躍力はかなりのもののようですね。
by ミストラル (2012-08-21 23:46) 

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