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上越市立水族博物館の大水槽 [水槽]

上越市立水族博物館には大水槽が2つもある!!

ひとつは、入館してすぐに登場するトロピカランド水槽。
その名前からイメージできる通り、南国のサンゴ礁をイメージした水槽だ。
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容量は200tと、イマドキの大水槽に比べるとさほど大きく感じないが、この水族館がオープンした当初は、まさに水族館の顔となる大水槽だったんだろうと思う。
中を泳ぐのは、アジ、コショウダイ、フエダイ、ニザダイの仲間など南国の魚たち。
年季の入った水槽は、どことなくくすんだ色合いで、中の擬岩もサンゴ礁という感じではないんだけど、昔からある水族館の大水槽という雰囲気。
魚たちが南国の魚で統一されているからか、南国感が希薄な水景の中でも、違和感なく見ることができる。
水槽同様、魚たちも年期が入っているのか? 大きく育ったものが多く、その点でも見応えがある。魚好きにはなかなか魅力的に感じられる水槽だと思う。
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この水槽では女性ダイバーによる餌付けが行われており、それがこの水族館のひとつのショーになっているんだけど、そこで活躍するのがマダラトビエイだ。
エイたちには、1匹ずつ名前が付けられ、水槽の主役的役割が与えられている。
何でも、この水槽で繁殖もしているそうで、水槽生まれの仔エイが数匹。

大きな親個体に対して、あまりにもサイズの違う小さな個体がヒラヒラと泳いでいて、その頼りないほどの小ささに、思わず顔がほころんでしまうのだ。

順路をそのまま進み、館内のちょうど中央付近に君臨しているのが、この水族館最大の水槽である「マリンジャンボ」である。
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トロピカランド水槽の3.6倍の容量を持つ720tもの大水槽で、93年に作られたものだとか。つまり、追加された部分である。
容量的には驚くほど巨大とは言えないが、水深が結構あるため、水槽があるフロアに入ると、正面に壁のようにそびえているので、数字以上に大きく見える。
水族館自体よりも13年も新しいはずなのに、水族館全体の雰囲気に合っていて、新施設が追加された水族館にありがちな、そこだけ突出して新しい感じがないのがいい。
とは言え、新しい水槽らしい部分もあって、正面だけでなく、裏側や中二階など、様々な面から眺められるように作られているのが古い水槽とは違うところ。
同じ水槽でも、視点が変わればまた違って見えるものだから、これはこの水槽の大きな魅力だと思う。
肝心の中身はというと、タマカイなどの大型ハタにフエダイ類、大型アジ類、エイ、ウツボなど。南国のものもいれば、マアジやマダイなど温帯種もいる水槽なんだけど、薄暗い照明や、水槽内の感じが南国風ではないため、あまり違和感はなかった。
強いて言えば、この水族館に来てみたかった理由のひとつでもあったヒョウモンオトメエイの存在感がやや強すぎる感じがするくらいか?
しかしながら、水槽内はもう少し明るい方が… とは思ったけれど。

ちょっとした驚きは、あまりまとまり感のある群れを作らないマアジが、しっかりと固まっていたこと。
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水槽のボス的存在のロウニンアジがしばしばアタックすることが原因だったようだが、今流行りの動く魚群も、何となくだが楽しめる。

さて、2つの大水槽のどちらがいいか。
それは見る人の好みによるんだけど(笑)、個人的にはトロピカランド水槽の方が好きかな。
理由は魚が綺麗で、その距離がより近いこと。
近さに関しては、単純に水槽の大きさの話だが、魚が綺麗に見えるのは水槽の明るさが効いているんだと思う。
マリンジャンボも、太陽光が降り注ぐ作りで、構成メンバー(魚)が少し違っていたら、もっともっと魅力的、というか、オレがときめくことのできる水槽だったと思うのだけどね。
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