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上越市立水族博物館(新潟) [水族館インプレッション]

仕事で久しぶりの新潟に行くことになった。
時間的に余裕のあるスケジュールだったため、前日入りすることに。
もちろん、まだ行ったことのない水族館に行くためだ。
新潟には新潟市のマリンピア日本海、長岡市の寺泊水族館、上越市の上越市立水族博物館の3館があり、村上市にはイヨボヤ会館というサケをテーマにした水族館相当施設もある。
オレが行ったことがあったのは、マリンピア日本海だけだったので、今回は上越市立水族博物館に行くことに。
電車の本数が少ないので、時間の自由度は低いのだけど、乗っている時間自体は短く、やはり250㎞未満の距離は近く感じる。
最寄りの直江津駅からは、歩いて15分ほど。見知らぬ街を観光気分で歩いていると到着する感じなので、その点の利便性はまずまず。
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開館間もなくの時間に到着した目的の水族館は、考えていたよりは少し小さかったけれど、そこそこの規模。行った日の天気の影響か、周辺の景色も含め、ちょっと寂れた感じもしたけれど、来てみたかった水族館のひとつだったから、楽しみに入館した。

入館すると、そこにはひと昔前の水族館の光景が広がっていた。
オープンした頃から大きく変わっていないんだろうけど、水槽や館内の作りが、どこか懐かしさを感じさせる。
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でも、それは悪い意味じゃない。
今や少なくなりつつある汽車窓水槽が並ぶ館内は、大水槽を主体とした現在の水族館を見慣れた目には、規模の大きさを感じにくいかも知れないが、建物外観から想像していた以上に規模も大きく、水槽数、魚種も多い。激レア種や特別珍しいものはいないけど、所々に「おっ!!」と思わせてくれるものがいたりするし、大水槽もある。ひとつひとつの水槽をじっくり眺めて回れば誰でも半日くらいは十分に楽しめる。
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大水槽のまわりには、標本や剥製が沢山並び、博物館らしい雰囲気。
新潟では珍しい種類(個体)が標本とされ、展示されている。

館内の雰囲気は、70年代生まれの他の水族館(ここは80年オープンだそうだが)と似たところも多く、個人的には東海大学海洋科学博物館によく似ているような印象を受けた。
館内は暗く、増築されたからなのか、通路や展望室、休憩所なんかがあちこちにあって、順路は入り組んでいる。アップダウンもあるので、建物の規模から想像するよりも歩いた距離は多かったような… 健康にもいいかも!?
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すみだ水族館に設置されて話題になったADAの水草水槽。
新潟はADAのお膝元。新潟の水族館の中では(ADAから)一番離れているのに、この水族館にもADAの水草水槽があった。
すみだ水族館のものほど立派ではないけど、水族館で展示されるのはこちらが元祖?

屋外にはタッチプールとペンギンプールがある。
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小規模なイルカショープールもあるが、これは夏場だけ。伊豆三津シーパラダイスからイルカたちが出張してきて、ショーを行っている。
数多くのマゼランペンギンたちが暮らすプールには、ゴマフアザラシが一緒に飼われているという珍しいスタイル。でも、お互い気にすることなく、それぞれの生活を送っている。
広々としたプールを与えられたペンギンたちは、楽しそうに泳ぎ回り、見ているこちらまで楽しい気分になってくる。
個体数の多さ、プールの広さなど、どれもがいい方向に向き、見飽きないペンギンプールになっていた。
これは個人的な好みだけど、やはりペンギンは屋外にいる方がいいね。そちらの方が魅力的に見えるように思う。

何てスゴイ水族館なんだ!! と驚けるほどではないけれど、水族館行きたいな、と思った時に行っても、ちゃんと満足できる。そんな水族館だと思った。
少なくとも、900円という入館料に対しては、支払った以上の満足感は得られるはずだ。
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