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京都水族館(京都) [水族館インプレッション]

今年の3月14日にオープンした注目の新水族館、京都水族館にようやく行ってきた。

オープンから既に3ヶ月近くが経過しており、賑わっただろう春休みやゴールデンウィークも過ぎていることから、混雑もひと段落したかな!? なんて淡い期待を抱いていたのだけど、行ったのが土曜日だったこともあり、館内は信じられないほどの大混雑。
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オープンの15分前くらいに到着したのだけど、その時点で水族館前には行列ができあがっており、思わず引き返そうかと思ったほどだ。

混雑はしているけれど、水槽は綺麗に作られたものが多い。
入館してすぐに目に入るジオラマ水槽もとても綺麗だ。
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オオサンショウウオを展示しているんだけど、注目したいのは手の込んだ陸上部分。
太陽光の入らない屋内でこうした環境再現がされているというのは、かなりすごいことなはず。
とても涼しげなので、苔から滴る水をぼんやりと眺めたい所なのだけど、水族館前で行列を作っていた人たちが最初に群がるのはここ。当然、じっくりどころか見ることすらままならない状態。入館直後のオレが最初にしたことと言えば、この水槽の向かいに並んだベンチに腰掛けたこと。あまりの混雑ぶりに、すっかりやる気をなくしてしまった。
サンショウウオの水槽があるフロアには川の水槽もある。そちらは外光が降り注ぐとても綺麗な水槽なんだけど、その綺麗さも人波の合間から見える程度。ちゃんと見ることができたのは、閉館前の数分だけだった。

順路を進むと、オットセイとアザラシが展示された屋外の海獣ゾーン、そこを抜けるとペンギン水槽、そして大水槽へと続く。大水槽の話は以後のブログに続けるが、大水槽を先に進むと、再び順路は屋外となり、ケープペンギンが暮らすペンギンプールの水上部分となる。
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大水槽の前に水中部分が登場するが、ここの場合、水中から見ているよりも、陸上にいるのを見ていた方が楽しいかも知れない。
陸上部分はとても広く作られており、しかも擬岩などで生息地さながらにレイアウトも施されていて、見た目にも綺麗。人の目にも居心地がよさそうに感じるほどで、そこで暮らすペンギンたちも快適そうだ。そのせいなのか、あまり水に入ろうとしない。
ケープペンギン専用の飼育施設としては、規模、内容ともに申し分ない。アクアスの温帯ペンギンプールを上回ってる!? なんて思ったほどだ。
観覧通路もプールを取り囲むように配置されていて、中が見やすくなっているのだけど、そこは人気のペンギンだ。通路は常に人で埋め尽くされていて、結局、ここもじっくりというほどは見られなかった。

ペンギンを過ぎると、再び館内へと戻り、大水槽の2F部分を通り、サンゴ礁やクラゲ、タッチプールなどがあるエリアへ。
それまで大きめの水槽が続いていた所に、今度は小さな水槽が並ぶ展示エリアになるのだけど、水槽数が多くなるのに加え、通路が狭まり、しかもタッチプールまであることから、人の流れが極端に悪くなり、大水槽前から先に進むのがきわめて困難になっていた。
迂回路でもあればいいのだけど、先に進むにはこの超絶渋滞エリアを抜けていくしかなく、それにメゲてこれまた大水槽前のベンチでかなり長い時間を過ごすことに。
というワケで、このエリアの展示もほとんど見てない。と言うか見られなかった。

渋滞多発エリアを抜けると、イルカプールへの入り口が。
京都水族館は関西圏では意外と少ないイルカショーが見られる水族館でもある。
そのせいか、ショープールは入場制限がされるほどの人気ぶりで、座席を確保するならショーが始まる1時間ほど前から座って待ってる必要があったほど。
もちろん、平日ならここまでではいないんだろうけど、かなり混雑しているのは間違いないだろう。

広々としたショースタジアムは、正面に壁などが無く、開けた視界が気持ちいい。
イルカショープールの先と言えば、一般的には海というイメージがあるけれど、ここの場合は公園の芝生広場と京都の風景。行き過ぎる新幹線や、東寺の五重塔なんかも見える。ちょっと異質だけど、それもここならではの“らしい”部分と言えるのかも知れない。
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出演する4頭のイルカたちは集中力もあり、頑張っている感じはあるんだけど、トレーニングが始められてから日が浅いため、できる技も数少なくて、披露されるのはきわめて初歩的なジャンプだけ。でも、それは仕方がないこと。時間の経過と共に、できる技も増えていき、余所の水族館のイルカに遜色のない技を身につけていくはずなので、地元の人にはその成長過程も合わせて楽しんで欲しいと思う。

イルカショースタジアムを出ると、そこには山紫水明ゾーン。
京都で見られる淡水魚を展示したコーナーだが、カフェが併設されていたり、手前側がお土産コーナーになっていたりと、そこに取って付けたみたいな小さな展示ゾーンだ。
お土産コーナーや、展示ゾーンの手前にある出口方面に向かう順路などに気を取られて、何となく行き過ぎてしまいそうなコーナーなんだけど、そこにあるいくつかの水槽がとても綺麗で、和テイストに設えられた周辺のインテリアと相まって、どことなくギャラリー風の作り。
反対を向くと、京の里山ゾーンと名付けられた庭園が広がっており、緑がまぶしい今の時期だったことも手伝って、とても気持ちのいい眺めが楽しめた。
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日本の田園風景を再現したこの庭園は、水田を中心とした環境再現がなされており、用水路や水田にはメダカなどの姿が見られる。
畦や田んぼの水草、周辺に植えられた木や草がまだ成長過程にあるため、それらがしっかり成長した時には、また違った景観が楽しめそうだ。
実を言うと、山紫水明ゾーンと、この里山ゾーンが個人的にはもっとも気に入った部分だったりする。館内に人が多すぎたことも無関係ではないけれど、結構な時間をここで過ごしたほど。

あまりの混雑で満足に見ることはできなかったから、しばらくしたらもう1度行く必要がありそうだ。
話題の新水族館でオレが思ったこと、気になったことはこの次のブログで続けます。
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