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エプソン品川アクアスタジアムの気になる魚 [海の魚]

イルカやアシカのショーのイメージが強く、魚類もマンタや巨大ノコギリエイと言った超強力ラインナップが揃うエプソン品川アクアスタジアム。
綺麗な水槽が並んでいるというイメージの反面、魚を見に行く水族館ではない… そんな風に思っている魚好きもいるかも知れない。
よく言われているように水槽の数は少ないけれど、意外と魚種数は多く、しかもその多くはネームプレートが出ていない隠れキャラ的な扱い。
大きな水槽に様々な魚が入っているというスタイルなので、名前が出ている魚も見つけにくかったりと、実は非常にオレ好みな水族館だったりするのだ。
加えて、ウチからもっとも行きやすく夜遅くまで開いてるから、どこか行った帰りに立ち寄ったりと、しょっちゅう行っている。だから、どの水槽にどんな魚がいるかもかなり知ってる。その気になれば、魚類全種撮りもできるかも!? と調子づいたことを思えるくらいに(笑)

というワケで今回は、アクアスタジアムの隠れキャラ的存在な魚を5種類。
隠れキャラだけに、写真もものすごく撮りにくく、写真撮れない魚種リスト、と言ってもいいかも知れない。
まず、1種類目はマツダイ。
IMG_6743.jpg
アザラシが泳ぐ水槽の向かい、東京湾の魚たちという水槽にいる。
でもそれだけでは多分、見つけられない。
何故なら、コイツがいるのは水槽の左端の水面付近。つまり、見えない所にいるから。
水槽左端に行って、そこから見上げると尻尾くらいは見えるかも知れない。
なかなか大きな個体なのだけど、泳いでも水面付近で斜めになっていたりするから、こういう写真は滅多に撮れない。
以前は他の水槽にいたんだけど(その時も見えなかったけど)、現在の水槽に引っ越してからも相変わらず見えにくい。
大きく育ったマツダイは突然死することがあるらしく、水族館であまり見かけないのもそんな事情があるかららしい。
そういう意味では一見の価値ありなんだけど、見えないんだよなぁ…

お次はメギス。
IMG_6081.jpg
サンゴ礁の水槽にいるんだけど、あの水槽は大きいから、小さな1匹を見つけ出すのは意外と大変だったりするんだけど、このメギスたちが見えない理由は、岩(擬岩)の下や中に隠れてしまうから。
何匹かいるようなんだけど、そのどれもが擬岩の下に入ってしまって、それをずっと眺めていると、時々、岩の下から姿を現す。
それでも、泳ぐことはなく、岩の上まで行く程度。動きが少ないのは写真に撮りやすそうな反面、アクリル面の近くまでは来ないので、やはり写真に収めにくいのだ。
複数の個体で、何度もチャレンジしているというのに、未だに満足できる1枚が撮れない。写真の個体はもっとも綺麗な(と思う)個体だが、出入り口にもっとも近い位置にある岩の下に棲んでいるので、そこで待っていると見られるかも。

3匹目はセルフィンアンティアス。
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サンゴ礁の水槽の向かいに並んだ水槽の中で、イルカショースタジアム側から3つめの水槽。ピンク色の小魚が沢山泳いでいる中にいる。
同じような魚が何種類もいて、どれがどれだか見分けるのはなかなか難しく、オレも未だに分かってない(笑)
もともと、この手の小魚はあまり興味がない類だったのだけど、昨年末、竹島水族館に行った時、近い仲間のアカネハナゴイの仕上がり具合を飼育スタッフ氏から自慢されて以降、気になる存在に。その竹島帰りにアクアスタジアムに寄ったのをきっかけに、お気に入りの水槽になった。
最初は、「あっ、さっきのアカネハナゴイ、ここにもいたんだな!!」くらいな感じだったんだけど、似たような別の魚が沢山いると、その違いを見つけたくなってくる(笑)
何とか見分けてやろうと必死に見てると、他の魚たちよりも色の薄い小魚が目の前にやってきた。
「何だかみすぼらしいヤツだなぁ」と思った瞬間、背ビレをフワッと広げてみせた。
自分の身体と変わらないほどの大きさの背ビレ。しかも、まるで薄く柔らかい布みたいな風合いでふわふわと広がる。
ヒレを広げるのは同種、他種に対しての威嚇やフィンスプレッティングだったりするから、その瞬間、体色もキリッとするから、“何て綺麗な魚なんだ”と最初の印象も一変。
しかし、ピュンピュンと小魚らしい泳ぎ方をするので、これまた写真に撮りにくく、ヒレを広げるのも一瞬だから、この写真、これでもかなりの力作、というか奇跡の1枚、みたいな感じなのだ。
でも、その瞬間を見るだけならそれほど難しくない。10分くらい水槽前で眺めていれば、その瞬間に遭遇できるはずだ。

このセルフィンアンティアスがいる水槽は、他にも色々な魚がいるのが面白いんだけど、“おっ!!”というか“なんでいるの?”と思ったのがヒカリキンメダイだ。
IMG_6065.jpg
水族館でよく見かける魚だが、発光するのを見せるのに、暗室みたいな真っ暗な水槽で展示されているのが普通。
魚の形がちゃんと分かる水槽で飼われているのは、案外珍しいことなんじゃないかな?
でも、何でここにいるの? って感じだけど(笑)
コイツも小さくて黒くて、実にピントが合わせにくい。というかほぼ合わない。
見ること自体はそれほど難しくはないんだけど、写真はかなり困難。
明るい水槽だからか、発光シーンはあまり見られないけれど、岩陰などでジッとしている個体は、目の下をピカピカさせてたりする。

最後の1匹も同じ水槽から。
セルフィンアンティアスのヒレを拡げた姿を撮ろうと粘っていたら、岩組みの中から、緑色のカワハギが出てきた。
初めて見る魚だ。あんな色のカワハギがいることに驚いてカメラを向けたら、慌てて岩組みの中へ逃げ去っていってしまって、それ以降、姿を見せてくれることもなかったのがニシキカワハギ。
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それでも、時々機嫌のいい日があるのか、あまり逃げない日があって、そんな日なら、ソッとカメラを向ければ、この程度には撮れることもある。
でも、すごく小さくて(5~6㎝ほど)、やはりアクリルの近くまでは来てくれないので、満足な写真とは言い難い。
体は緑なのに、顔は青くて、尻尾はオレンジという、とても綺麗な魚なのだけど、その姿だけでもちゃんと見てみたいなぁ。
できれば写真も…

エプソン品川アクアスタジアムには、ネームプレートのないこんな魚が沢山いる。
それを探す楽しみは、都内にある他の水族館よりも大きいんじゃないかな?
いつも行ってる水族館だけに、シリーズ化できそうな感じだし(笑)
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