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なかがわ水遊園の気になる魚 [淡水魚]

なかがわ水遊園は、文句なしの国内No.1ピラルクースポットなワケだけれど、アクアコリドール(ピラルクー水槽)には、そんなピラルクーさえも霞んで見えるほどの魚がいる。もちろん、個人的にそう思っているだけだけど、それに対しての反論は受け付けない(笑)
そのNo.1魚とはピライーバだ。
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ピライーバはオレの一番好きなナマズ。
いや、それ以外で好きなナマズなんて数えるほどしかいないから、好きな魚のひとつと言った方がいいのかな? それはともかく、なかがわ水遊園のピライーバ、最高にカッコいいのだ。もともとものすごくカッコいい魚ではあるんだけど、環境が、はたまた水槽内のポジショニングがそうさせるのか、その姿を見る度にドキドキする。
3年前に行った時なんて、自分の足の下から不意にその姿を現したのを見て、そのあまりのカッコよさに息をするのを忘れた。心臓はドキドキしてるし、一瞬、どうしたらいいものか分からなくなって、カメラを持ったままトンネル内でフリーズしたくらいだ。
今回もそもそもはピラルクーを見に行ったつもりだったのに、帰ってきて撮った写真を見てみると、ピライーバばかり。こいつの前では、他の魚のことなんかどうでもよくなってしまうのだ(笑)

水槽のナマズの中では一番大きいこともあって、ナマズのボス的存在。水槽内をパトロールするみたいに泳ぎ回っている。
サイズもかなり大きくて、1.5mはありそうだ。
水族館ではほとんど見かけない魚なんだけど、原産国のブラジルでは、この魚の輸出に法的な規制を設けているので、今や日本に輸入されてくること自体がものすごく稀なこと。
加えて、これだけの個体はなかなか見ることはできないから、やはりピラルクー以上に価値のある1匹と言えるかも知れない。いや、言える!!
なかがわ水遊園に行った際には、ピラルクーはもちろんだけど、このピライーバにも是非、注目してみて欲しい。


ナマズと言えば、もう1匹。将来が楽しみなヤツを。
ピライーバ同様、数少ないオレの好きなナマズのひとつであるゼブラキャット。
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以前は、なかがわ水遊園でもピラルクーピライーバが泳ぐエリアに、大きなゼブラがいたのだけど、やはり様々な種類のナマズが暮らす混泳水槽では、競り負けるというのか、徐々に立場が弱くなっていく、みたいな存在になりやすいのだとか。
家庭の水槽ではあり得ないほど巨大化していても、それはその他のナマズたちも同様で、その種類が持つ力と、それに起因する力関係みたいなものは、混泳に大きく影響するようだ。ゼブラやバンデッド・ピラムターバ(B.juruense フラッシュゼブラなども含む)は、やはり弱い立場に立たされやすいのだとか。
しかし、なかがわ水遊園でもゼブラは展示したい魚のひとつであるという。
以前のような巨大なサイズ目指して、現在育成中なのが写真の個体。これはバックヤードなどにいるものではなく、ちゃんと展示エリアにいるもの。40㎝くらいだろうか?
ただし、浅い部分にいて、普段は流木の下に隠れているので、なかなか見つけられない。
また、姿を現しても、上からしか見ることができないのが残念だが、もうしばらく待てば、以前いた個体のように巨大化し、家庭の水槽では見られないような姿を見せてくれるはずである。
その日が待ち遠しい、将来期待の1匹なのだ。


注目したい大型ナマズはまだまだいる。
いわゆる“大型ナマズ”とはちょっとタイプが違うけれど、アドニスプレコも大水槽で注目の大型ナマズである。
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何がスゴイって、あの水槽の中で繁殖しているというから驚きだ。
それも、1度だけではなく、コンスタントに繁殖が見られると言うから、飼育環境としてはベストな状態にあることが分かる。
最初の繁殖のニュースが出た時、その話を聞いてみたかったんだけど、ようやくそれが叶った。
繁殖の環境はその他のプレコと同じような感じだったけれど、何より知りたかったのは、親になった個体がどうやって成熟したか、ということ。
水槽内でプレコを理想的な状態で成熟させるのは難しいのだ。大抵は餌が少なくて十分に成長できないか、はたまた多すぎて太らせすぎてしまうかのどちらか。恐らく、どちらのケースでも餌の質が合ってない(正しい餌を与えられていない)のが原因だと考えているのだけど、そのあたりを聞いてみると、プレコのために特別な何かを与えることはないとのこと。
他の魚が食べ残したり、気づかない間に沈んだ餌を食べているかも知れない、と言うが、大小あれだけの魚がひしめくあの水槽ではそれもかなり難しいはず。
当のプレコたちは擬岩にへばりついて、もぐもぐやっているけれど、主食はコケ? 太陽光が降り注ぐ水槽だけに、コケはよく生えるそうなのだけど、それだけで健康に成長し、成熟し、繁殖まで成功できてしまうものなのか? もともと家庭の水槽では絶対に真似のできない話だとは思っていたけれど、その辺も含め、やはりあの水槽はスゴイ、という結論にしかならないようだ。
ちなみに、水槽生まれのアドニスプレコは、最初の子はもう60㎝程度にまで育っており、もともといたものと区別するのが容易ではなくなっているほどだ。


個人的にはカラシン目の魚は嫌い。多少の程度の差はあれ、大きいのも小さいのも等しく嫌いだから、当然、あまり興味もないんだけど、なかがわ水遊園に行くと、あまりの見事さから、ついついカラシンの仲間にカメラを向けてしまうのだ。
まぁ、コイ目の魚がいない南米では、カラシン目の魚たちが主役。それを再現したなかがわ水遊園の水槽でも沢山のカラシンたちが泳ぎ回っている。
その中で“おおっ!!”とカメラを向けたのがピンクテールカラシンだ。
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なかがわ水遊園で見たのは初めてな気がしたのが“おおっ!!”の理由だが、赤い尾の鮮やかさが目を引きつけられたのも大きな理由だ。
水面付近を連れ立って泳ぐ姿を見てると、現地でもこんな風に泳いでるんだろうなぁ、って想像できるようだ。
根強い人気を持つ種類だと聞くけれど、その人気の理由が分かったような気がした。


最後の1匹もやはりカラシン。
ピンクテールは好きでも嫌いでもない方だが、こちらは結構嫌いな部類。
じゃあ何で? すごく綺麗だったからだよ。
個人的には好きじゃないけど、見とれるほどの綺麗さでついつい写真を撮ってしまうのがドラドだ。
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なかがわ水遊園では、水面に近い位置をブリコンと連れだって泳いでいて、餌の時間になると、シルバーアロワナと争うように切り身に食らいつく。
日の光を浴びながら、ゆったりと体をくねらす様を見ていると、それが好きとか嫌いとか関係なく思えてくるくらいカッコよく、美しい。
もし、この水槽に他の魚がいなかったとしても、十分満足させてくれそうなカッコよさだった。

いずれも昔からよく見知った魚たちばかりだったのだけど、飼われている環境が違うからか、オレが知ってるそれらとはまるで違った姿、顔つきを見せてくれる。
観賞魚としてもメジャーな連中を、“こんな魚だったんだ!!”って日本にいながらにして再発見できる場所。
それがなかがわ水遊園だ。
やっぱり、アマゾンの魚を見せる施設では、これを超えるものってどこにもないと思う。
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