日本初上陸? アトランティックスタージョン [ウチの水槽]
先日、千歳サケのふるさと館でチョウザメの話を聞いたお陰で、個人的なチョウザメブームが到来。
我ながらその単純さがおかしくなるのだけど、そんなところにタイミングよく(悪く?)、変わったチョウザメがやって来た。
2ヶ月くらい前になるだろうか?
いつもお世話になっている観賞魚店に足を運んだ時のことだ。
「バルチックチョウザメって知ってます?」と尋ねられた。
話は、もしかするとそれが日本にやって来るかも!? みたいな内容だった。
もちろん知ってはいたけど、オレが知っていることなんて、現在日本にいるのは、油壺マリンパークにいる2匹だけだということと、原産地での数も少なく、ワシントン条約などの関係もあるから、それが日本に来ることなんて相当難しいじゃない? ってことくらい。だから、油壺で撮った画像を見せつつそう返答したのだけど、その少し後に「バルチックではなく、アトランティックらしい…」という話が伝わってきた。
しかしそのアトランティックスタージョン(Acipenser oxyrhinchus)、少なくともインターネットで探した程度では画像も見当たらず、いったいどんな魚なんだか…!?
そうこうしている内に、その見知らぬチョウザメは日本上陸を果たしていたらしく、前出の観賞魚店から“来ました!!”という連絡をもらった。
早速見に行った先には、鼻先がやけに尖った小さなチョウザメが。
尖っていると言っても、細長く尖ったホシチョウザメのそれとは印象が違っていて、幅広のまま長く尖ったような印象で、まるでスタージョンキャットのような雰囲気。
また、動きもベステルやシベリアチョウザメなどが水槽内をギュンギュンと泳ぎ回るのに対し、どちらかというと水底をモソモソと這いずってるような感じで、あまり泳ぎ回らないようだ。水槽内での動きは、顔つきの印象もあって、ショベルノーズスタージョンを彷彿とさせる。
現在、日本で観賞魚として販売されているチョウザメは、国内で養殖しているもののの一部が流通しているもの。アトランティックスタージョンも、恐らく、養殖用種苗としてやってきたものなのだろう。
そのため、いずれ国産のアトランティックスタージョンの切り身が流通したり、あわよくばキャビア、なんてこともあるかも知れない。もちろん、まだまだずっと先の話だけど。
もちろん、そう遠くない内に、水族館でもその姿を見かけるようになるかも知れない。
このブログの冒頭で書いた北海道での話は、アトランティックスタージョンがやって来るより前のこと。オレの中でチョウザメが大ブームな時に、こんな魚がやって来てしまっては、“じゃあ、売約で”ついついそんな言葉を口走ってしまうというものである。
卵だと驚くほど高価なのに、幼魚になるとこれまたビックリするくらい安くなるのがチョウザメの不思議なところ。珍しいはずのアトランティックスタージョンなのに、考えていたよりはるかに安い値段で買えてしまった。キャビアにすると20g分くらい?
というワケで、21年ぶりにチョウザメ飼育を再開することになり、我が家の水槽には2匹のアトランティックスタージョンが泳いでいる。
チョウザメ養殖に使われる餌を、朝と夜に与え続けて1ヶ月ほど。
人差し指と同じくらいの大きさだったものが、それよりも尻尾2つ分くらい大きくなった。
ウチにやってきた当初は、観賞魚店で見た時と同じように、底をモソモソ這いずってるか、
ジッとしてるかのどちらかだったものが、少し成長したチビ・チョウザメたちは、よく知られたチョウザメと同じように、水槽内を泳ぎ回るようになった。
チョウザメの泳ぎは意外とスマートではなく、水槽の壁を避けずにぶつかっていくようなこともよくある。その度にあの長い吻先を折ってしまわないかとヒヤヒヤしている。
ナマズみたいに全力で突っ込んでるワケではないようなので、大丈夫みたいだけど。
この先、同じ種類の大きな個体を水族館で見られる日を待ち望みつつ、当分は自分の家の住人になった2匹に楽しませてもらおうと思う。
今週、金曜日の更新はお休みするかも。
その理由は、今年最後の遠征に出掛けるから。
宮島水族館、アクアス、ゴビウスの3館を回る計画なので、そのレポートはまた。
我ながらその単純さがおかしくなるのだけど、そんなところにタイミングよく(悪く?)、変わったチョウザメがやって来た。
2ヶ月くらい前になるだろうか?
いつもお世話になっている観賞魚店に足を運んだ時のことだ。
「バルチックチョウザメって知ってます?」と尋ねられた。
話は、もしかするとそれが日本にやって来るかも!? みたいな内容だった。
もちろん知ってはいたけど、オレが知っていることなんて、現在日本にいるのは、油壺マリンパークにいる2匹だけだということと、原産地での数も少なく、ワシントン条約などの関係もあるから、それが日本に来ることなんて相当難しいじゃない? ってことくらい。だから、油壺で撮った画像を見せつつそう返答したのだけど、その少し後に「バルチックではなく、アトランティックらしい…」という話が伝わってきた。
しかしそのアトランティックスタージョン(Acipenser oxyrhinchus)、少なくともインターネットで探した程度では画像も見当たらず、いったいどんな魚なんだか…!?
そうこうしている内に、その見知らぬチョウザメは日本上陸を果たしていたらしく、前出の観賞魚店から“来ました!!”という連絡をもらった。
早速見に行った先には、鼻先がやけに尖った小さなチョウザメが。
尖っていると言っても、細長く尖ったホシチョウザメのそれとは印象が違っていて、幅広のまま長く尖ったような印象で、まるでスタージョンキャットのような雰囲気。
また、動きもベステルやシベリアチョウザメなどが水槽内をギュンギュンと泳ぎ回るのに対し、どちらかというと水底をモソモソと這いずってるような感じで、あまり泳ぎ回らないようだ。水槽内での動きは、顔つきの印象もあって、ショベルノーズスタージョンを彷彿とさせる。
現在、日本で観賞魚として販売されているチョウザメは、国内で養殖しているもののの一部が流通しているもの。アトランティックスタージョンも、恐らく、養殖用種苗としてやってきたものなのだろう。
そのため、いずれ国産のアトランティックスタージョンの切り身が流通したり、あわよくばキャビア、なんてこともあるかも知れない。もちろん、まだまだずっと先の話だけど。
もちろん、そう遠くない内に、水族館でもその姿を見かけるようになるかも知れない。
このブログの冒頭で書いた北海道での話は、アトランティックスタージョンがやって来るより前のこと。オレの中でチョウザメが大ブームな時に、こんな魚がやって来てしまっては、“じゃあ、売約で”ついついそんな言葉を口走ってしまうというものである。
卵だと驚くほど高価なのに、幼魚になるとこれまたビックリするくらい安くなるのがチョウザメの不思議なところ。珍しいはずのアトランティックスタージョンなのに、考えていたよりはるかに安い値段で買えてしまった。キャビアにすると20g分くらい?
というワケで、21年ぶりにチョウザメ飼育を再開することになり、我が家の水槽には2匹のアトランティックスタージョンが泳いでいる。
チョウザメ養殖に使われる餌を、朝と夜に与え続けて1ヶ月ほど。
人差し指と同じくらいの大きさだったものが、それよりも尻尾2つ分くらい大きくなった。
ウチにやってきた当初は、観賞魚店で見た時と同じように、底をモソモソ這いずってるか、
ジッとしてるかのどちらかだったものが、少し成長したチビ・チョウザメたちは、よく知られたチョウザメと同じように、水槽内を泳ぎ回るようになった。
チョウザメの泳ぎは意外とスマートではなく、水槽の壁を避けずにぶつかっていくようなこともよくある。その度にあの長い吻先を折ってしまわないかとヒヤヒヤしている。
ナマズみたいに全力で突っ込んでるワケではないようなので、大丈夫みたいだけど。
この先、同じ種類の大きな個体を水族館で見られる日を待ち望みつつ、当分は自分の家の住人になった2匹に楽しませてもらおうと思う。
今週、金曜日の更新はお休みするかも。
その理由は、今年最後の遠征に出掛けるから。
宮島水族館、アクアス、ゴビウスの3館を回る計画なので、そのレポートはまた。
2011-11-23 00:02
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コメント(2)
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ぉぉぉ かわいいですね!
つんととんがった口と、きょとんとした目が愛らしいです^^
元気で大きくなりますようにー!*・゜゜・*:.。.*.。.:*゜゜・*
今年最後の遠征ですか~
楽しい旅になりますように
アクアス、ゴビウスは岡山に帰省するたびに行きたいと思いつつ
足を伸ばせずにいます
レポ、楽しみにしてますよ~
by pomu. (2011-11-24 18:56)
>pomuさん
そうなんです!!
まだまだ可愛いんですよ。人差し指に尻尾を付けたくらいしかありませんから。
元気なのはいいんですが、あんまり大きくなられるのも困ります。
ウチで飼えなくなってしまいますから(汗)
アクアスもゴビウスもいい水族館でした。
特にアクアスはちょっと無理してでも行く価値があると思います。
そんな感じが伝えられるといいのですけど。
by ミストラル (2011-11-27 00:29)