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エノスイの気になる魚 8月後半編 [海の魚]

まったくの私事なのだけど、先日、歯を抜いてきた。
長らく口の中にいた親不知だったのだけど、それ自体は痛みも何もなかった。
でも、いつしかその親不知が虫歯になったらしく、長い時間を経て、とうとう痛むようになり始めた。とは言えいつも痛いワケでもなかったから、放置してあったんだけど、痛みもじわじわと成長? していたし、その他の部分の治療で歯医者通いもしていたから、抜いてしまうことになった。しかし、親不知の例に漏れず、おかしな方向に向いて生えていたものだから、挟んで引っこ抜くというワケにもいかず、切って縫っての約2時間の戦い。戦の跡には、大きな穴と腫れ。そして痛み。
食事さえ満足にできないせいか、何もする気が起きず、夏休みシーズンでネタが少ないのもあって、ブログの更新もお休み。
とは言え、歯を抜いた翌日、気晴らしに水族館に出掛けていたのだけど(笑)

その出掛けた先というが、今時期、超絶混んでいて、もっとも行きたくない場所でもある新江ノ島水族館。そんなに行きたくないのに、どうして行ったかって?
口の中のことばかり気にしていたくなかったのもあったんだけど、8/26の飼育日誌(http://www.enosui.com/diaryentry.php?eid=02001)にあった大水槽のオススメ魚を見たかったから。
その時、登場していたオススメというのがツチホゼリ、センニンフグ、バラムツの3種類。
それに加えて、少し前に旬の水槽に入ったオキアジの幼魚の写真も撮り直したかったから、少し遅い時間に出掛けてみた。

オレが水族館に行ったのは8/30。バラムツは多分無理だろうと期待していなかったんだけど、センニンフグは是非とも見ておきたい。フグに関してはまったくの門外漢であるオレだが、それが珍しいということくらいは知ってる。今年の初めに海響館で見て以来だが、そう頻繁に見られるものでもなさそうだし。

入館すると、やっぱり混んでる。
ギュウギュウというほどではないけれど、普段と比べると激込みだ。
しかも、終わりに近いとは言え、まだ夏休みシーズンのためか、小さい子供が多く、頭の中に突き刺さるような、興奮した子供の甲高い大声が響き渡っていた。

バラムツがいるなら水面付近だろうと、水面が見渡せる入り口近くのアクリルパネル前にしゃがみ込み、目的の魚を探す。
ツチホゼリだけはすぐに発見できたものの、あとの2種類が見当たらない。
ハーフトンネルのあたりに、見慣れないフグの姿が見えるものの、それが目的のセンニンフグでないことは明らかだ。バラムツはともかく、センニンフグまでも… 何となくイヤな予感も…

水槽正面のアクリルパネルまで移動するも、あまりの人の多さにメゲて、2Fのテラスへ移動。夏場は暑いからか、テラスがもっとも人が少ない。
幸い、その日は曇りがちで、日射しも強くなかったから、そこにいても辛くはないし、目の前の賑やかな江ノ島海岸を眺めていれば、意外と時間もつぶれる。
夏場は閉館が18時といつもより1時間遅いので、空き始める17時頃を狙って再び館内へ。大水槽の正面でツチホゼリの姿を写真に収めようとカメラを構えた時だった。
水槽の左の方から、細長い魚がゆっくりと姿を現すのが視界に入った。目的のセンニンフグだ。“なんだ、いるじゃーん!!”とばかりに、カメラを向けた。
IMG_1975.jpg
最近、明るくてアクリルの薄いサンシャイン水族館で写真を撮ることが多かったから、薄暗くてアクリルの分厚い水槽での撮影は久しぶり。そのせいか、思ったように当たらないのが悔しい。せっかくゆっくり泳いでくれているというのに、ハズレ写真ばかりを量産。
だが、久しぶり、というより、人生2度目のセンニンフグに会うという目的は達成されたので、それでもよしとすべきなんだろうな。
水槽に導入されて間もないせいか、まだ警戒感が強く、見える位置にはあまり出てこない。だが、オレが行った時は、水槽の左下付近にいることが多かったようなので、そこで待ってれば何度か姿を見せてくれた。
IMG_1981.jpg
姿を見せてくれても、すぐに見えない部分に引っ込んでしまうセンニンフグを待つ間、別(旬)の水槽にいるオキアジを撮りに移動を繰り返していた。
IMG_1998.jpg
このオキアジの幼魚も、比較的最近やってきたもの。
オキアジ自体は何度か見たことがあるし、その嫌らしい顔つき(←オレ基準)から決して好きな魚ではないのだけど、その幼魚というのが、ご覧の通りの色、形で、何とも綺麗で可愛らしい。
しかし、この水槽、写真が撮りにくく、その可愛らしさを切り取るのが難しい
ライトの数が少なく、1カ所だけが強烈に明るく、ほかは暗い。しかも、観覧通路の方に向いて? 照らされているので、逆光気味の写真になってしまうのだ。
明るく照らされた水底付近のキスは綺麗に撮れるんだけど、水面付近にいるオキアジはなかなか綺麗に撮れない。加えて、水中を漂う浮遊物も多く、濁りの強さも気になるところ。
コイツを目当てに少し前に行った時には、撮った写真のほぼすべてが失敗という惨敗を喫していた。言い訳すると、混雑していてベストポジションが取れなかったのもあったんだけどね(笑) とりあえず、今回は無事、やり直し達成!? かな???
IMG_1928.jpg
失敗作の中からもひとつ。暗い方が黒がハッキリしてより可愛らしい。
それにしても、幼魚はこんなに可愛いのに、大きくなるとあの顔になってしまうのはどうしてなんだろう? 人でも政治家なんか見てると、憎たらしい顔のオッサンがよくいるけれど、そんなのと同じことなのかな? もっとも、そういうオッサンたちが小さい頃、可愛かったかどうかは知らないけどね(笑)

もうひとつの目的であり、オススメ魚でもあったツチホゼリ。
IMG_1970.jpg
そこそこ大きな体と、白っぽい体色のお陰ですぐに見つけることができたのだけど、このツチホゼリを見るのは実は初めてじゃない。
それどころか、これまで何度も見てるし、同じ個体の写真も沢山ある。
どういうことかと言うと、サンゴ礁の水槽の手前の水槽にいた個体が成長し、大きくなりすぎたために、大水槽へと移動してきたものだからだ。
だから、エノスイにやってきたばかりの手のひらサイズの頃からよく見知った個体なのだ。これまでの水槽よりも何百倍も広い大水槽へとやってきたツチホゼリは、1カ所ジッとしているようなことはなく、水槽内を忙しそうに泳ぎ回っていた。
そんな姿を見ていて、以前の水槽で底砂を掘り返していたのは、きっと退屈しのぎだったんだろうなぁ、と思った。
大水槽では、砂を掘り返すそぶりすら見せず、右へ左へ、上へ下へと泳ぎ回っている。
ひょっとして、新しい環境に落ち着かないだけ?
いずれにしても、広い大水槽で、あとひと回りは大きくなりそうだから、今後も楽しみ。それにしても、水槽いっぱいに大きくなっても、移す先があるというのが羨ましいね。
 
余計な歯の話なんかしてたら、やけに長くなってしまったので、続く(笑)
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コメント 2

minto

バラムツは見ないで帰って来ちゃったな…。
あまりにもセンニンフグが印象的で!!

ミストラル兄さんが行った時、ミズタコどうでしたか??

TUBE AQUARIUMの時、すでにやばかったので…。
by minto (2011-09-06 22:51) 

ミストラル

>mintoさん

この時すでに、バラムツの展示は終了していたようですよ。
だから、mintoさんが行った時は、いないのが正解だったんです。
でも、バラムツはまた見る機会があると思いますよ。
長生きしないから、入ったらすぐに行かなくちゃいけないけど。

ミズダコは記憶にないなぁ。
オレが行った時には、もう展示をしていなかったかも知れないです。
by ミストラル (2011-09-07 21:07) 

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