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金魚って可愛いね~!! [淡水魚]

サンシャイン水族館の話は、ひとつ前でひとまず終了。
今回は、これまた夏休みらしい? 金魚の話。


行ったことがある人なら知っていると思うけど、アクアマリンふくしまには、金魚の専用コーナーがある。
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金魚は日本人なら誰にとってもものすごく馴染み深い存在だけど、水族館で見る魚というイメージは薄い。だけど、アクアマリンではその展示にものすごく力を入れていて、水族館でありながら、独自に新品種(桜ブリストル)を作出してしまうほど。
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桜ブリストル。ハート型の尻尾がポイント!!

それだけに、その水槽といい、中を泳ぐ個体といい、金魚にあまりいい印象を持ってない今のオレでも、ついつい目を引きつけられるほどの魅力がある展示コーナーになってる。
震災や津波の影響もなかったのか、大きな個体も元気に暮らしていて、このコーナーは以前と変わらない姿を残してくれていたようだ。

金魚や錦鯉など、日本の観賞魚は、水槽など横から見ることのできる装置がない時代に作出されたものだから、上から眺めることを前提としている。一方、水族館は、基本的に水槽の中を泳ぐ魚を横から眺めるのが普通だが、アクアマリンの金魚コーナーは、ちゃんと丸く平らな専用水槽が設えられていて、その前に立つだけで上から眺めることができる。ちゃんと金魚のよさが伝わる作りになっているということだ。
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丸くて浅いこの水槽、流石に金魚を展示するために作られたものだけに、考え尽くされている。
上がオープンになっていて、上見ができるだけでなく、底面や側面が黒になっていて、緋(赤)や白が映える。また、水の流れも緩やかで、金魚がヒラヒラ泳ぐ邪魔をしないなど、金魚水槽としては究極といっていいクオリティ。
真面目に飼ってるマニアには、参考にできる点も多いのではないだろうか?
また、土佐錦など特殊な飼い方を必要とする品種についても、やはりそれに相応しい水槽が与えられているなど徹底している。ここまでやれば、金魚だって立派な水族館の展示魚になることを証明していると思う。

オレのこれまでの人生とほとんど同じ歳月となる魚の飼育歴。
そんな魚ライフも、スタートは金魚だった。
先にも書いたように、今のオレは、野生の魚が持つカッコよさや機能美に何より魅力を感じていることもあり、体が不自然に曲がっていたり、あるべき鰭がなかったり、目が飛び出ていたり、顔の正面に風船がついていたり等々、自然の生態系を生き抜くにはあるまじき数々の形態は、不気味にさえ見えてしまうものが多い。
だが、金魚は人に飼われることを目的に飼育、繁殖が続けられてきた完全なペット動物である。野性味はない反面、ペットとして野生の魚が持っていない面も持ち合わせている。
例えば、アクアマリンでも、金魚の水槽に近づくと、すべての個体がワッと集まってくる。オレが移動しても、手をかざしさえすれば、体をフリフリ、長い鰭をヒラヒラさせながら、すぐにこちらに寄ってくる。
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野生由来の魚でも、長年飼育を続けていれば、人に寄ってきたりするようになるけれど、ここまで圧倒的なフレンドリーさは、野生の魚をどれだけ慣らしても、こんな感じは出ないように思う。

先にも書いた通り、オレの魚飼育の歴史は金魚からスタートしているので、小さい頃は大好きだった。特に魚離れした形の出目金とか、水泡眼とかが好きで、喜んで飼ってた。
アクアマリンにいる個体はどれも立派すぎて、正直、可愛いという感じではないけれど(笑)、そんな圧倒的な愛想のよさを見てると、昔を思い出して、ちょっと飼ってみようかな!? なんて気になってきたりする。

アクアマリンでは、体型のタイプごとにかなり多くの品種が展示されており、オレがガキの頃には見たことも聞いたこともないような品種がいくつも展示されている。
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そんな中で、綺麗だな!! って思ったのがこの玉黄金。
一見、室内飼育で緋が飛んでしまったもののようにも見えるけれど、ちゃんと見ると、飛んでしまった色とは違う(←当たり前)金色をしていて、よく知った金魚の色とはまるで違う、文字通りの“金魚”だった。また比較的新しい品種のようだ。

誰もが1度は飼ったことがあるだろう金魚。現在進行形で飼っているという人もいるだろう。
そんな人にこそ、アクアマリンの金魚コーナーを見てみて欲しい。
“金魚ってこんなに綺麗になるんだ!!”と驚けること間違いなしだから。
震災被害の影響が少ない場所は、今でも変わらずスゴイのがアクアマリンなのだ。
あらためて思った。やっぱりスゴイ水族館なんだって。
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