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サンシャイン水族館のエイ [エイ]

以前のブログで、新生サンシャイン水族館のピラルクーの話をしたけれど、今後が楽しみなのはそれだけじゃないこともその時に書いた通り。
新しいサンシャイン水族館はどうしたワケか、エイも充実している。というか、オレ好みな種類が揃っている。
見られるのは全部で6種類。その内の5種類はサンシャインラグーンにいるんだけど、ビックリだったのはやはりシノノメサカタザメだろう。
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オレの知る限り、国内ではこれまで9カ所でしか展示されていないかなりのレア魚だが、新生サンシャイン水族館は、その記念すべき10カ所めの展示館となった。
それだけでも驚きなのだけど、その小ささにもビックリ。
現在エノスイや、アクアワールド大洗にいる個体も、入ったばかりの時は相当小さくて驚かされたが、それよりもさらに小さくて50㎝ほどしかない。恐らく、産まれて間もないものなのだろう。
オープンに向けて魚の手配を進めている時に捕獲された連絡があり、すぐに確保、入手したものらしい。台湾からやってきたそうだ。
大型魚の幼魚らしく、ものすごい食欲でよく餌を食べているのだとか。
サンシャイン水族館としても初めて飼育する魚だけに、今は食べるだけの餌を与えているとのこと。
ちなみに、エノスイにいる個体の例では、オレがイメージしていたような恐ろしいほどの急成長はせず、ジワジワと“あれっ!? 大きくなった?”みたいな成長の仕方だった。エノスイでどういう餌の与え方をしていたのかは知らないけれど、さぁて、どんな成長を見せてくれるだろう。今後、サンシャイン水族館に足を運ぶ大きな楽しみである。

今は小さくてとにかく可愛い。
ハッキリした体の模様も成魚とは違う、小さい内ならではのもの。
しかも、水槽の中を大きく泳ぎ回り、ちゃんとガラスの目の前を横切っていく役者ぶり(笑)
新しい水族館を代表する人気者になること間違いなしだ!!

サンシャインラグーンには、会える水族館はシノノメサカタザメよりも少なく、これまたオレの大好きなエイがもう1種類入ってる。
ヒョウモンオトメエイだ。
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こちらは同じ都内のエプソン品川アクアスタジアムにもいるが、サンシャインのものはそれよりも若く、ずっと小さい。それでも、エプソン品川の個体がやって来たばかりの頃よりは大きいかな? 真っ白い砂と明るい水槽の中では、ヒョウ柄がよく映えて綺麗に見えるのもいい。
もともと南国のエイだから、こうした水槽にはピッタリなのだ!!
個人的な印象ながら、こちらは成長が速いように思う。エプソンの個体は3年くらいでフルサイズ近くまで大きくなったから、きっとこの個体もぐんぐん大きくなってくれるものと思う。
サンシャインの個体は、ものすごくよく泳ぐのはいいのだけど、ちょっと残念なのはその遊泳ルート。
自分の姿を見せつけるようにガラスの前を横切ってくれるシノノメとは違い、正面のガラスが近づくと上昇してしまい、近くでは腹面しか見せてくれないのだ。
もう少しいい位置で、その美しいヒョウ柄を見せてくれるといいんだけど…
シノノメ同様、コイツも新しい水族館の超人気者候補である。

シノノメやヒョウモンオトメエイほどの人気は獲得しないだろうけど、個人的にはいてくれて嬉しかったのがナルトビエイだ。
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同属のマダラトビエイはよく見るけれど、こちらはほとんど見ない。
少なくとも、すぐに行ける東京や神奈川の水族館にはいない。東京初登場かも知れない。
マダラトビエイのような色、柄がなく、地味だというのもあるんだろうけど、顔つきはマダラより優しい感じで、より可愛らしいとオレは思っている。
何匹かいるのだけど、そのほとんどは水槽正面のガラス面付近を泳いでいるので、その可愛い顔つきを堪能することができる。
同じ水槽にはマダラトビエイもいるから、是非、顔を見比べてみて欲しい。オレの言ってることに納得してもらえるはずだ。

他のエイと同じく、やはり小ぶりな個体が選ばれており、その成長ぶりも楽しみなんだけど、いずれの個体も痩せ気味なのが少々気に掛かる。
そこで、本来、飼育の人には聞きにくいことなんだけど、思い切って聞いてみた。
すると、餌はちゃんと食べているとのこと。
大きなマダラトビエイに対し、小さなナルトビエイという設定? になってるそうで、大きなエイばかりになってしまうのも困るので、餌の量を調節しているとのこと。
トビエイはダイバーショーの際、ダイバーにまとわりつく役割を与えられているため、餌はダイバーの裁量で与えられているらしい。たっぷり与えて満腹にしてしまうと、寄りが悪くなるという事情もあるようだ。
痩せ気味なのは、もしかすると虫がいるのかも? という可能性についても話してくれた。
また、このナルトビエイたちには、白い砂の白さをキープするため、表面をハムハムする(砂の表面を動かす)任務も与えられているので、そんな意味でも常時満腹はマズイのかも知れない。見た目には元気そうなので、単にオレが心配しすぎてるだけかも知れないけど…

いずれにしても、この先も元気で泳ぎ回っていてくれれば、池袋まで足を運ぶ甲斐があるってもんだ。まぁ、これに関してはオレだけかも知れないけど(笑)

ダイバーショーではナルトビエイと共にダイバーにまとわりつく役のマダラトビエイも綺麗。驚くほどの大きさではないけれど、この水槽では大きさ担当。
IMG_1429.jpg
エプソン品川のマンタ&ノコギリエイといい、オレにとっては嬉しくもありがたいことに、山手線で行ける都内の水族館のエイが充実してきた。
ピラルクー共々、その成長ぶりなど様々な変化を今後も楽しませてくれそうだ。
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コメント 4

pomu.

素晴らしい写真~!!
はっきりしていて「CG!?」って思ってしまうぐらいですよ

それぞれの生き物が「ただ入っている」わけじゃなくて
それぞれ役割とか仕事とかを持っているんですね
サンシャインに行ったら、その仕事っぷりを拝見し、称賛せねば♪

マダラトビエイ、ずっと見てたらムササビに見えてきました(笑)
by pomu. (2011-08-17 07:48) 

ミストラル

>pomuさん

あら~ バレてしまいましたね。CGなんですよ、これ…

ウソです(笑)

お褒めいただきまして、ありがとうございます。
サンシャイン水族館は白い砂の反射もあるので、ものすごく水槽が明るい。
なので、シャッタースピードを速められるんですね。
それと、水槽が小さい分、アクリルが薄いので、それも影響していると思います。
つまり、いい写真が撮れやすいんです。
pomuさんもお試しあれ!!

トビエイたちは、ガラスの周辺でパタパタしてるので、ムササビというよりは、よく慣れた鳥みたいな感じですかね?
by ミストラル (2011-08-18 00:12) 

けーこ

ミストラルさん、初めまして。
ヒョウモンオトメエイの検索から
こちらへ辿り着きました。

サンシャイン水族館で
ヒョウモンオトメエイの虜になって
帰ってきました。
あのボディ、たまりません♪
豹柄も尾の長さ(45度の角度も)も
メロメロです(笑)

あと、トラフザメもかわいかったです!
ぬいぐるみみたいに抱かれてたし
ゆるい顔立ちもキュート☆

シノノメサカタザメは
目を引き付ける体形と
クールな柄がカッコよかったです!

あの感動が蘇り
アツくなってしまいました(笑)

画も綺麗だし、エイネタもあるので
これからも期待してまーす(´∀`*)

by けーこ (2012-05-02 20:13) 

ミストラル

>けーこさん

ようこそ。

サンシャインのラグーン水槽はエイ好きには楽しい水槽ですよね。
足を運ぶ機会の多い水族館なので、サンシャインのヒョウモンの写真は沢山あって、また、何かの機会で紹介したいと思います。

ヒョウモンオトメエイはウチのブログ登場率の高い魚ですから、これから登場する機会も多いと思います。
また見に来てくださいね!!

by ミストラル (2012-05-06 19:14) 

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