ウォットで出会った浜名湖産アカメ [海の魚]
ひとつ前のブログにも書いた通り、ウォットに行った目的は浜名湖産だというアカメを見るため。
ここでいうアカメとは、もちろんLates japonicusのことだ。
“アカメって四万十川の魚じゃないの?”と思った人もいると思う。
アカメの産地としては、四万十川を始めとする高知県と、宮崎県が知られているが、他にも徳島や和歌山、静岡、神奈川などでも散発的に見つかっている。
それらの地域は海でつながっているのだから、理屈ではアカメがいてもおかしくはない。
だから、浜名湖にいても不思議ではない… のだけど、浜名湖では散発的に見つかるだけではなく、毎年見つかるのだそうだ。しかも、2010年は例年以上に多くが見つかった“アカメの当たり年”だったそうなのだ。
そんな風に聞くと、浜名湖は人知れず、高知や宮崎以外の産地なのかも知れない、みたいな希望的観測を抱いてしまう。
高知県産のものと違いはあるのだろうか? 興味は尽きない。
何はともあれ、浜名湖産のアカメが見てみたかった。
目的のアカメは、10㎝未満の幼魚を中心に10匹ほどいただろうか?
海水飼育だそうで、イサキの幼魚と混泳していた。
顔つきがやや尖っているような気がするが、個体差の範疇。高知県産のものと違いや差はなさそうだ。
これらの幼魚は全て、浜名湖で2010年に採集されたものとのこと。
通常、年に数匹程度しか獲れないものが、昨年は例年になく多く獲れたのだそうだ。
やはり夏の暑さが影響しているのだろうか?
だが、獲れるのは幼魚のみで、大きめの個体が獲れたことはないようで、当然、繁殖も確認されていないらしい。
チョウチョウウオなど黒潮に乗ってやってくる死滅回遊魚と同様、黒潮に乗って流されてくるものなのだろう。
ただ、それら南の海のサンゴ礁の魚たちとは違い、アカメは10℃くらいの水温でも持ちこたえることができる。つまり、浜名湖でも越冬することが可能なはずなのだ。
それでも大きな個体が見られないということは、少し大きくなると、浜名湖を出て、本来の生息エリアへ戻ってしまうのかも知れない。
ウォットには1匹だけ、50㎝くらいの個体も展示されていたが、これは獲れた幼魚を飼育下で成長させたものなのだそうだ。
こちらではメバルやメジナと一緒に飼われており、それも何だか新鮮に見えた。
だって、オレがよく知ってるアカメは、アロワナやダトニオなどを飼われている馴染みの熱帯魚店の水槽だったり、ナイルパーチやバラムンディと暮らしているウチの水槽だったりするものだから、海の磯魚と一緒に泳いでいるアカメに違和感を憶えてしまうのだ。
でも、本当はアロワナやナイルパーチよりもメバルやメジナの方が、当たり前の混生相手なんだろうけど。
浜名湖にアカメがいる。
東京を基準に考えると、時間的には外国に行くくらい遠い四万十川。
それに比べればだいぶ近い場所に、好きな魚が暮らしているという事実は、オレのようなラテス好きの心を、ものすごくときめかせてくれる。
実のところは、高知で生まれて流れてきたものである可能性は高いんだろうと思う。
でも、ウォットにいるアカメは、正真正銘、浜名湖で獲れたものだ。
そんな心ときめく事実を、実際のものとして見ることができるのだ。それだけでもウォットまで行く価値があるというものだろう。
希少性で言えば、高知産より宮崎産より、はるかにレアなんだろうからね。
それが影響したのか、オレは未知のスペシャルなアカメを見たような気分になった。
アカメを目当てに出掛けたのもあるけれど、いいものを見た満足感は大きなものが得られたように思う。
ここでいうアカメとは、もちろんLates japonicusのことだ。
“アカメって四万十川の魚じゃないの?”と思った人もいると思う。
アカメの産地としては、四万十川を始めとする高知県と、宮崎県が知られているが、他にも徳島や和歌山、静岡、神奈川などでも散発的に見つかっている。
それらの地域は海でつながっているのだから、理屈ではアカメがいてもおかしくはない。
だから、浜名湖にいても不思議ではない… のだけど、浜名湖では散発的に見つかるだけではなく、毎年見つかるのだそうだ。しかも、2010年は例年以上に多くが見つかった“アカメの当たり年”だったそうなのだ。
そんな風に聞くと、浜名湖は人知れず、高知や宮崎以外の産地なのかも知れない、みたいな希望的観測を抱いてしまう。
高知県産のものと違いはあるのだろうか? 興味は尽きない。
何はともあれ、浜名湖産のアカメが見てみたかった。
目的のアカメは、10㎝未満の幼魚を中心に10匹ほどいただろうか?
海水飼育だそうで、イサキの幼魚と混泳していた。
顔つきがやや尖っているような気がするが、個体差の範疇。高知県産のものと違いや差はなさそうだ。
これらの幼魚は全て、浜名湖で2010年に採集されたものとのこと。
通常、年に数匹程度しか獲れないものが、昨年は例年になく多く獲れたのだそうだ。
やはり夏の暑さが影響しているのだろうか?
だが、獲れるのは幼魚のみで、大きめの個体が獲れたことはないようで、当然、繁殖も確認されていないらしい。
チョウチョウウオなど黒潮に乗ってやってくる死滅回遊魚と同様、黒潮に乗って流されてくるものなのだろう。
ただ、それら南の海のサンゴ礁の魚たちとは違い、アカメは10℃くらいの水温でも持ちこたえることができる。つまり、浜名湖でも越冬することが可能なはずなのだ。
それでも大きな個体が見られないということは、少し大きくなると、浜名湖を出て、本来の生息エリアへ戻ってしまうのかも知れない。
ウォットには1匹だけ、50㎝くらいの個体も展示されていたが、これは獲れた幼魚を飼育下で成長させたものなのだそうだ。
こちらではメバルやメジナと一緒に飼われており、それも何だか新鮮に見えた。
だって、オレがよく知ってるアカメは、アロワナやダトニオなどを飼われている馴染みの熱帯魚店の水槽だったり、ナイルパーチやバラムンディと暮らしているウチの水槽だったりするものだから、海の磯魚と一緒に泳いでいるアカメに違和感を憶えてしまうのだ。
でも、本当はアロワナやナイルパーチよりもメバルやメジナの方が、当たり前の混生相手なんだろうけど。
浜名湖にアカメがいる。
東京を基準に考えると、時間的には外国に行くくらい遠い四万十川。
それに比べればだいぶ近い場所に、好きな魚が暮らしているという事実は、オレのようなラテス好きの心を、ものすごくときめかせてくれる。
実のところは、高知で生まれて流れてきたものである可能性は高いんだろうと思う。
でも、ウォットにいるアカメは、正真正銘、浜名湖で獲れたものだ。
そんな心ときめく事実を、実際のものとして見ることができるのだ。それだけでもウォットまで行く価値があるというものだろう。
希少性で言えば、高知産より宮崎産より、はるかにレアなんだろうからね。
それが影響したのか、オレは未知のスペシャルなアカメを見たような気分になった。
アカメを目当てに出掛けたのもあるけれど、いいものを見た満足感は大きなものが得られたように思う。
2011-01-29 00:08
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コメント(2)
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ちっちゃいのに、ちゃんと目が赤いですねぇ
こんなにきれいに撮れて……素晴らしい!
わたしはまともに撮れた写真が1枚もありませんでした
腕ももちろんですが、やっぱり愛の差でしょうか
次回はもっと愛情をこめて撮ってみたいと思います(笑)
高知に比べると、静岡はずんと近いですよね
春になって、たけすいに行かれるときには、またウォットにも寄れますしね~
今回のアカメっ子たちも少し大きくなって、元気に迎えてくれるはずです
……よし 今日は名前も書いたことを確認しました!!(笑)
by pomu. (2011-01-30 14:05)
>pomuさん
愛の力です!! と言い切りたいところですが、機材の性能差だと思います。
pomuさんだって、一眼を手にすれば、これ以上の写真が撮れるはずですよ。
高知、それも四万十川に行くことを考えれば、浜名湖なんて“すぐそこ”みたいなもんです(笑)
次に行く時には、アカメっ子軍団がどれだけ大きくなってるか楽しみです!!
by ミストラル (2011-02-01 19:59)