SSブログ

鴨川シーワールドは魚の水族館だと思う!! [海の魚]

鴨川シーワールドといえば、一般的には海獣やそのショーのイメージが強い水族館だ。
でも、魚の展示も非常に魅力的な水族館である!! というのは、このブログでこれまで何度も書き続けてきたこと。
シャチや海獣類、そしてそれらのレベルの高いショーは確かに大きすぎる魅力だということは間違いない。でも、もしそれらがない魚だけの水族館だったとしても、オレは喜んで通っていたこともまた間違いなかったと思うのだ。
今回、1年ぶりに行ってみて、やっぱりそう思った。行く度に魚の展示はオレの期待の上を行き、絶対に楽しませてくれるからだ。

鴨川シーワールドはアジの仲間の展示が大変充実している。
鴨川でしか見たことがない種類もいくつかいたほどだ。
しかし、今回はその勢いが弱まったか? と思うほど、種類数、個体数ともに減っていたのだけど、でも、そこはアジ天国、鴨川シーワールドである。
今回もなかなか見られないアジを見せてくれた。
それがこのブリモドキ。
IMG_0922.jpg
コガネシマアジなどと共に、大型魚のまわりにつく“パイロットフィッシュ”のひとつ。
外洋で撮影されたサメの写真などを見ると、このブリモドキがまわりにいることが多い。水槽内でも、エイやサメのすぐ近くを泳ぐこともしばしばあった。
だが、水族館で見ることは少なく、オレも見たことはあるような気がするのだけど、いつ、どこで、というのを思い出せない。
つまり、なかなか見られない種類だってことだ。
囚人服みたいなハッキリした白黒バンド模様が水槽内でも目を引く、なかなか綺麗な魚だと思う。
もっと多くの水族館で見られればいいのに… と思う反面、こんな魚がいたりするから、鴨川シーワールドってやっぱりスゴイとも思ったり…

よく知っているようなのに、やはり見た記憶がない魚がもうひとつ。
トロピカルアイランドの熱帯魚の水槽にいたアオブダイだ。
IMG_0832.jpg
しかも、アオブダイの見本のような形、色をした立派な個体。
ブダイやベラの仲間は、体型、体色のバラエティに富んでいて、非常に興味深いグループ。
派手で鮮やかな種類も多いから、水族館で見かける機会、種類も多いけれど、このアオブダイはあんまり見かけないような気がするのだ。
イロブダイやナンヨウブダイみたいな派手な綺麗さはないけれど、渋い美しさ、とでも言うのかな? カッコいい綺麗さに感じた。
写真の個体はオスの成魚だけど、きっと、成長しきった大人のオスだけが醸し出せる魅力? みたいなものが鱗の隙間から染み出しているんだろうね(笑)
でも、その見事な色合いも、写真ではなかなか表現できないのがとても残念なのだけどね。
これは是非、実際に実物を見てみて欲しい個体だ。

アオブダイに見とれていたら、そこそこ大きな見たことのないベラが横切った。
体色だけ見ればヒブダイのようだけど、ブダイの顔じゃない。
IMG_1058.jpg
ベラの仲間だということは分かるのだけど、何て魚だろう? と帰ってきて調べた結果、シロクラベラだということが分かった。
初めて見る魚だ。いや、見たことがあっても気付かなかっただけかも知れない。
でも、鴨川にいたものは、目の前を通り過ぎればイヤでも目に入るくらいの大きさ、存在感のある個体だった。
知らない魚を見られると、それはそれで得した気分になれるもの。
こんな魚が見られるのだから、やっぱりスゴイ!! どうやら、鴨川シーワールドはアジだけでなく、ベラ天国でもあったようだ。

無限の海の水槽で、ブリモドキの写真を撮ろうと必死になっていた時のことだ。
オレは正面の大きなアクリルパネルよりも、水槽両サイドにある小窓から写真を撮るのが好きで、そこで粘っていたら、ふと視線を感じた。
IMG_0892.jpg
ハタの仲間は表情があっていいね!!

カメラのファインダーから目を離し、そちらの方を向いてみると、このアカマダラハタがジッとオレの方を観察してた。まるで“何やってんの?”みたいな顔で。
それから彼(彼女?)は、小窓の中を上下しながら、オレに写真を撮らせてくれた後、小窓の周辺から泳ぎ去っていったのだけど、何だか魚と通じ合えたみたいな気分になれて、ちょっと嬉しかった。

エコアクアロームの方からも1匹。
IMG_1165.jpg
ヨウジウオを展示した水槽の中にいた、アカカマスの幼魚。
ネームプレートは出ていなかったから、よく見るオニカマスの幼魚かと思っていたのだけど、アカカマスだそうだ。
オニカマスとしてここで紹介していたけれど、訂正します!!

オレはオニカマスが好きで、特に幼魚は見る度に飼育欲が大いにそそられる。
それに比べると、アカカマスは貧弱でつまらない魚、みたいなイメージをずっと持ってた。
生きた姿を見たことが無く、オレが知ってるアカカマスと言えば、半分干物みたいになった状態で売られているものばかりだったから。
それが、だ。
幼魚に限って言えば、オニカマスの幼魚と見間違えるほどの精悍さ。
恐らく、成魚もオレのイメージを覆すカッコよさを持っていることは間違いなさそうだ。
個人的な好きを理由に、オニカマスとして載せたのだけど、それが実はアカカマスだったということで、結果的にもっと珍しいものを紹介できてた(笑) やっぱり鴨川シーワールドの魚類展示は凄い!!
こうなると、アカカマスの成魚も是非とも見てみたくなるのだけど、飼育が難しいらしい。
ここで紹介した幼魚たちの成長を祈るばかりだ。

今回も色々楽しませてくれた鴨川の魚類展示だけど、次は何を見せてくれるのか楽しみ。
魚好きの皆さん、鴨川シーワールドの魚類展示は要注目ですぞ!!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0