沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.1 [海の魚]
美ら海水族館の魚というと、どうしてもサメやエイなどの板鰓類ばかりに注目してしまうのだけど、それら以外の魚もスゴイのだ。というワケで、ウチのブログらしい魚をいくつか…
黒潮大水槽にはものすごく沢山の魚が泳いでいるのに、ネームプレートが用意されているのは、水槽の前に立っただけで発見できるものくらいしかない。
でも、同じような魚に見えてもよく見れば違う魚だったり、それが“ここにしかいない”や、“ここで初めて見た”だったりすることもよくある。
例えば、このマブタシマアジもそんな“初めて”のひとつ。
これまでどこかで見たことがあったかも知れないが（鴨川あたりで見てそうだけど）、記憶がないから初めてってことで…
黒潮大水槽には数多くの大型アジ類が泳いでいるけれど、そのひとつ。
細長いシマアジか大きなメアジ、といったような雰囲気の魚だけど、比較的南方系の種類のようだ。
同じ水槽には形や雰囲気のよく似たシマアジもいるし、メアジも沢山いる上、それほど数も多くないようなので、よく探さないと見つからないかも知れない？ 見つけたからといって、どれほどの満足感が得られるかは疑問だけど、あんまり見かけることのない種類だけに、探して見つけてみて欲しい。
水族館に行ったのは水温の高い6月末頃だったので、アジ類はいずれも繁殖シーズンだったらしく、ホシカイワリは婚姻色なのか、黒くなった個体が沢山いたし、カスミアジは実際に産卵シーンを見かけた。大型アジ好きなら、初夏の黒潮大水槽はいつも以上に楽しめるのではないだろうか？
初めて見た魚をもうひとつ。
コイツは見つけた時に名前すらも知らなかった間違いなく初めて見た魚だ。
アクアルームの端は、意外と変わった魚が潜んでいる要注意ポイントなんだけど、今回もそこに行ってみた時にみつけたのがこのホシミゾイサキ。
背中にかけて高まる体高はクロダイなどタイの仲間のようでもあり、高さは低いのに先端が丸くなった顔つきはニベの仲間のようでもある。何なんだ、この魚？
家に帰ってからいろいろ調べてみたのだけど、その正体は不明。タイやニベの仲間だと思っていたから、それらのグループを中心に調べていたのだけど、見つからなくて当然だ。
何気なく手元にあった魚図鑑を広げた時、偶然開いたページに“あっ、いた!! コイツだ”と、正体が判明。
やはり沖縄周辺など暖かい海域に生息している魚で、食用にもなっているらしい。だが、漁獲量は多くないのだそうだ。
つまり、意外と珍しい魚なのかも知れない、ってこと。
名前すらも知らなかった魚だから、他の水族館には多分、いないはず。というワケで、美ら海水族館に行った暁には、見ておいた方がいいかも知れない。
黒潮大水槽端、アクアルームの奥付近に集まっていたので、その周辺を探せば見つけられると思う。
最後にもうひとつピックアップするのはシイラ。
特に珍しいワケでも、美ら海水族館にしかいないワケでもないんだけど、個人的に好きな魚であると同時に、なかなかの個体だったから。
美ら海水族館で見たのは初めてだったんだけど、金色のボディに角張った頭を持った大人のオス個体。1匹だけしかいなかったけど、“シイラはこうであって欲しい”みたいな色形をちゃんと実現しているカッコいい個体だった。
カマストガリザメを狙って、水面付近にカメラを向けていると、その周りをボンヤリと照らし出すほどの輝きと共に、このシイラが通り過ぎる。もちろん、反射的にシャッターを押してしまうのだけど、その輝きはライトを反射してハレーションを起こすほど。やっぱり抜群に綺麗な魚だと思う。あの大きな水槽の中でもすぐに分かるほどの存在感を放っていた。でも、大きく存在感の強い魚というイメージがあったにも関わらず、流石にあの水槽では小さく見えたことはちょっとばかり驚きだった。
上から見ても鮮やかな金色の体はよく目立つ。
関東の水族館でも時々合うことができるシイラだけど、あれだけ（大きさ）の個体はなかなかいないんじゃないかな？ 飛び出したりするので、水族館では短命な魚のようだけど、見られて嬉しい1匹だったことは間違いない。
あれで食べたときの味も美味しければ、もっと好きな魚になっていたんだろうけど…（笑）
黒潮大水槽にはものすごく沢山の魚が泳いでいるのに、ネームプレートが用意されているのは、水槽の前に立っただけで発見できるものくらいしかない。
でも、同じような魚に見えてもよく見れば違う魚だったり、それが“ここにしかいない”や、“ここで初めて見た”だったりすることもよくある。
例えば、このマブタシマアジもそんな“初めて”のひとつ。
これまでどこかで見たことがあったかも知れないが（鴨川あたりで見てそうだけど）、記憶がないから初めてってことで…
黒潮大水槽には数多くの大型アジ類が泳いでいるけれど、そのひとつ。
細長いシマアジか大きなメアジ、といったような雰囲気の魚だけど、比較的南方系の種類のようだ。
同じ水槽には形や雰囲気のよく似たシマアジもいるし、メアジも沢山いる上、それほど数も多くないようなので、よく探さないと見つからないかも知れない？ 見つけたからといって、どれほどの満足感が得られるかは疑問だけど、あんまり見かけることのない種類だけに、探して見つけてみて欲しい。
水族館に行ったのは水温の高い6月末頃だったので、アジ類はいずれも繁殖シーズンだったらしく、ホシカイワリは婚姻色なのか、黒くなった個体が沢山いたし、カスミアジは実際に産卵シーンを見かけた。大型アジ好きなら、初夏の黒潮大水槽はいつも以上に楽しめるのではないだろうか？
初めて見た魚をもうひとつ。
コイツは見つけた時に名前すらも知らなかった間違いなく初めて見た魚だ。
アクアルームの端は、意外と変わった魚が潜んでいる要注意ポイントなんだけど、今回もそこに行ってみた時にみつけたのがこのホシミゾイサキ。
背中にかけて高まる体高はクロダイなどタイの仲間のようでもあり、高さは低いのに先端が丸くなった顔つきはニベの仲間のようでもある。何なんだ、この魚？
家に帰ってからいろいろ調べてみたのだけど、その正体は不明。タイやニベの仲間だと思っていたから、それらのグループを中心に調べていたのだけど、見つからなくて当然だ。
何気なく手元にあった魚図鑑を広げた時、偶然開いたページに“あっ、いた!! コイツだ”と、正体が判明。
やはり沖縄周辺など暖かい海域に生息している魚で、食用にもなっているらしい。だが、漁獲量は多くないのだそうだ。
つまり、意外と珍しい魚なのかも知れない、ってこと。
名前すらも知らなかった魚だから、他の水族館には多分、いないはず。というワケで、美ら海水族館に行った暁には、見ておいた方がいいかも知れない。
黒潮大水槽端、アクアルームの奥付近に集まっていたので、その周辺を探せば見つけられると思う。
最後にもうひとつピックアップするのはシイラ。
特に珍しいワケでも、美ら海水族館にしかいないワケでもないんだけど、個人的に好きな魚であると同時に、なかなかの個体だったから。
美ら海水族館で見たのは初めてだったんだけど、金色のボディに角張った頭を持った大人のオス個体。1匹だけしかいなかったけど、“シイラはこうであって欲しい”みたいな色形をちゃんと実現しているカッコいい個体だった。
カマストガリザメを狙って、水面付近にカメラを向けていると、その周りをボンヤリと照らし出すほどの輝きと共に、このシイラが通り過ぎる。もちろん、反射的にシャッターを押してしまうのだけど、その輝きはライトを反射してハレーションを起こすほど。やっぱり抜群に綺麗な魚だと思う。あの大きな水槽の中でもすぐに分かるほどの存在感を放っていた。でも、大きく存在感の強い魚というイメージがあったにも関わらず、流石にあの水槽では小さく見えたことはちょっとばかり驚きだった。
上から見ても鮮やかな金色の体はよく目立つ。
関東の水族館でも時々合うことができるシイラだけど、あれだけ（大きさ）の個体はなかなかいないんじゃないかな？ 飛び出したりするので、水族館では短命な魚のようだけど、見られて嬉しい1匹だったことは間違いない。
あれで食べたときの味も美味しければ、もっと好きな魚になっていたんだろうけど…（笑）
2010-10-23 00:14
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２枚めの写真、シマシマっぷりがあまりにも見事で、（たとえが悪いですが）囚人たちのようです
シイラは幼いころからよく食べていましたが、目にするのはすべて切り身
こんな形の魚だと知ったのはごくごく最近のことで
ぱっと見、「クジラ！？」と思ってしまったものです(笑)
泳いでいる姿をぜひとも見たいです！
by pomu. (2010-10-24 19:40)
>pomuさん
そういえば、囚人服みたいな柄の魚って多いですよね。
写真のホシカイワリは、いつもはこんな柄じゃないんですよ。
ひょっとすると、魚の世界ではしましま柄がモテるのかも知れません（笑）
大きなシイラ、カッコいいですよね!!
食材としても馴染みが深かったようですね。
泳いでいる姿を見るのは意外と難しくて、pomuさんの家の方だと、名古屋港水族館、鳥羽水族館（←あんまり近くではないですね・笑）で見たことがあります。
by ミストラル (2010-10-25 14:07)