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虹の森公園おさかな館のピラルクー水槽 [ピラルクー]

ひとつ前のブログにも書いた通り、虹の森公園おさかな館にはとても素敵なピラルクー水槽があった。
ホームページなどの情報から、外光が射し込むトンネル水槽であることは分かっていたし、規模もそこそこ大きそう、ということで、ある程度の期待を胸に順路を進んだ。
アカメの水槽が素晴らしかったことも、そんな期待をさらに大きなものへと高めることに。

四万十川の展示エリアを抜けると、明るくムワッとした天井の高い温室風スペースへと続く。
そこに目的のピラルクー水槽はあった。
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先にも書いた通り、結構な期待をしていたのだけど、思っていた以上に素敵な水槽だった。
中を泳ぐのはピラルクーを筆頭に、レッドテールキャット、コロソマ、オキシドラス、ロイヤルプレコなどのアマゾン勢。さらにアリゲーターガーなどの大型ガー、グリーンアロワナ、パールム、ヨーロッパオオナマズ、サーモンキャット、スッポンモドキがそのメンバー。
アマゾン基本5種を主体としたアマゾン水槽かと思っていたのだけど、ひとつ前のブログにも書いた通り、アマゾンにこだわっているワケでないようだ。

とは言え、主役はやはりピラルクーだ。
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7匹もいて、その内の数匹は2m級の大きな個体。
どの個体も着底することなく、中層から上層をよく泳ぐので、見ていて非常に楽しい。
しかも、どれも比較的綺麗な個体なのも高ポイント。残念ながら、あまり赤くはないのだけど、かなりハイレベルな個体が揃っている。
またそれが、水槽の左右にあるアクリル面から観察していると、寄って来てるワケではないんだろうけど、目線の高さで真正面までやってくるので、ピラルクー好きにはたまらない。実際、オレにはかなりたまらなかった(笑)
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この水槽のいいところはまず、光が射し込み明るいことに加え、広さや深さもちょうどいい具合で、非常に見やすいこと。
遊泳スペースを狭めることになるトンネルも、正面のパネルが観客の頭上にオーバーハングしてるだけなので、水槽内への影響がほとんどないことも、魚たちがよく泳ぐ要因なのだろう。それでいて、ガーやピラルクーは頭上にもやってくるから、トンネル水槽好きも納得できるだろうと思う。
また、背景や底面の擬岩の雰囲気もやや暗いものの、いいと思う。
十分に明るい水槽で飼われているのに、何で赤くないのか不思議なくらいだ。
それから、ピラルクー水槽といえば、どこに行っても山ほどいるコロソマが1匹しか入っていない点も非常に好印象だ。もっとも、これは個人的な意見かも知れないけどね。

ピラルクーたちも素敵だったけれど、脇役たちも素晴らしいのもこの水槽の大きな魅力。
大好きなアリゲーターガーも沢山いたのも、個人的には嬉しかったところ。しかも、それがデカイ!!
もちろん、そこも大きなポイントだ。
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あまり泳ぎ回らず、トンネル上の隅の方でジッとしていることが多かったけど、アリゲーターガーの展示水槽としては、国内No.1かも知れない。
個人的には見慣れた魚とは言え、下から見上げるなんてしたことなかったし、泳いでいる個体の平均レベルが高いのも高評価ポイント。
ピラルクーもいいけれど、ここがアリゲーターガーが主役の贅沢な水槽だったら… なんていうのも個人的にはものすごく惹かれる。
でも、どこの水族館もやらないだろうなぁ。

中層をゆったりと泳ぐパールムもよかった。
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大きさやヒレの綺麗さでは、鳥羽水族館のマナティ水槽で泳いでいるものには負けてるかも知れないけど、それでも、パールムにありがちな目の傷みがなく、かなり綺麗。
大きさも目を引きつけるのに十分なくらい大きくて、そのゆったりとした泳ぎは、まるで空を飛ぶ飛行船のよう。
正直、あまり好きな魚ではないのだけど、こちらに向かって泳いでくるのを見ると、そのカッコよさについついカメラのシャッターを切ってしまうのだった。
つまり、好きじゃない魚でもよく見えるくらい素敵な水槽ってことだ。

ピラルクーの水槽としても、ひとつ前のブログでも書いた通り、オレの中では、現在、国内暫定2位。
四万十川にまつわる展示が見所の水族館なのだけど、この水槽を目的に出掛けても後悔はしないはず。ピラルクーはもちろん、アリゲーターガーなど淡水の大型魚が好きな人なら、気に入ること間違いなしのオススメ水槽だ。
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