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竹島水族館 [水族館インプレッション]

碧南海浜水族館を出た後は、蒲郡へと移動。次なる目的地は竹島水族館だ。
ここの水族館はプロモーションにも熱心? で、以前、このブログでも紹介した水族館ナイトや、その水族館ナイトと同じくお台場で開催されたトークイベント、深海魚ウォッチング(このイベントでは話し手だった)などのイベントにスタッフがやって来て、プロモーション活動を展開。そうした話を聞いていたこともあって、行ってみたいと強く思っていた水族館だった。
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蒲郡の駅を降りて、10分くらい歩いた場所にある竹島水族館。
同館のプロモーション活動の中心的な役割を担っているKさんによると、“古い”とか“小さい”など、少々自虐的(笑)な紹介もあったのだけど、実際に訪れてみると、確かに、外観は少々寂れた感じが漂っていた。
しかも、行った日の天気が悪さも影響したのか、水族館の前は妙にひっそりとしていて、さらに、シャッターが閉まっているように見えるチケット売り場の前の風よけが、“ひょっとして閉まってる?” と、不安感を煽る。でも、入り口に近づいてみると、ちゃんとやってた。よかった。

こぢんまりとした入場口を通り抜け、館内へと入館。
ひと通り水槽を見て回ると、入館前に感じた不安感は完全に払拭された。
それどころか、竹島水族館、いいよ!!

何がいいって、水槽が綺麗で水や魚の状態がとてもいいこと。
どの水槽もピカピカで、水やガラス面はもちろん、砂や壁面もとても綺麗にされている。
もちろん、どんな水族館でも水槽は綺麗にされているが、ここのはスタッフが潔癖症なのか!? と思うくらいの綺麗さだ。
中を泳ぐ魚たちもとても状態がよくて、見ていて非常に気持ちがいいのだ。

お金を取って魚を見せてるのだから、そんなこと当たり前だろ!! と言われてしまいそうだけど、水や魚の状態がイマイチだったり、水槽が汚れていたり、なんてこともある。
生き物を飼っていれば、水や水槽は汚れるし、水族館の大きな水槽は綺麗に保つのも想像以上に大変であることは分かっているけれど、水族館では状態の悪い魚を見たくないので、綺麗な魚ばかりいる竹島水族館のような水族館は、魚好きとしては、とても気分がいいのである。素晴らしい展示コンセプトがあったとしても、水槽が汚かったり、魚の状態が悪ければ、すべて台無し。基本がしっかりしてこそのいい展示なんだなぁ、と改めて思わされた。
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ビックリするような大物は少ないけれど、メジャーな種類も綺麗。
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有名な!? ウツボ水槽

水槽によっては、レイアウトや擬岩にも凝っていて、これまた「!!」
そんな努力のお陰か、中で暮らす魚たちは、いい表情を見せてくれるのだ。
その分野では、個人的に最高評価はアクアマリンふくしまなんだけど、この竹島でも、それに匹敵するくらいの瞬間が見れたりする。アクアマリンみたいに、建物からしてそれを前提に作られた水族館でないことを考えると、竹島水族館、凄いぞ!! なのである。

また、館内の雰囲気もいい。
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館内の照明は、水族館では珍しい? 暖色系で、水族館自体の旧さと相まって、レトロモダンな雰囲気になっている。しかも、クラッシック音楽なんかが流れていて、所々にベンチが置いてあるので、そこに座れば、まさに“癒し”のひととき。元気な魚たちを視線の端々に感じながら、リラックス。ついついゆっくりしたくなる。足りないものがあるとすれば、美味しい飲み物くらいか?

難点を言えば、子供に合わせているのか、水槽の位置が全体的に低めで、いちいちしゃがまなくてはならないのが面倒だったけど、そんなことはそれほど問題じゃない。
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これだけ充実した展示に加え、アシカショーまであって、入場料はたったの500円。
規模は確かに小さいけれど、展示の濃度で言えば、大きな水族館にも十分匹敵する満足度が得られるはず。オレ自身も、もう少し近かったら、年間パスを買いたいくらいだ。
というワケで、オレの評価は4☆。これも5に近い4。規模を考えれば、5☆級のいい水族館だ。
魚好きはもちろん、水族館マニアなら、是非、行っておくべき水族館だとオススメしたい。
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