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懐かしい!? 須磨海浜水族園 [水族館インプレッション]

先日、以前、当ブログにも登場した水族館ナイトがまたまた開催されたので、今回も顔を出してきた。
トークショー終了後にはいつも、話し手と参加者による簡単な懇親会? みたいなのがあるのだけど、そこでいろいろな方たちと水族館談義に花を咲かせいると、
ある方から、“出身はどこ? 東京? だったら水族館デビューはサンシャインとかかな?” みたいな質問を投げかけられた。

小さい頃から動物好きだったから、動物園や水族館へは人一倍連れて行ってもらっている。
また、そうした時の記憶は、幼稚園の頃のものもちゃんと残っている。
連れて行ってくれた親からすれば、連れて行った甲斐があったというものだろう。
とはいえ、オレがデビューを果たしたした水族館がどこだったのか、残念ながらその記憶は曖昧だ。

ただし、オレが水族館というものを強烈に意識し、認識したのが、須磨水族館(現・須磨海浜水族園)だったことは間違いない。もしかすると、そこがデビューだったのかも知れない。
神戸に住んでいる親戚が連れて行ってくれたものだが、今でも、旧須磨水族館のことはよく憶えている。
どうしたワケか、幼稚園の頃、神戸に行く機会がしばしばあったようで、その度に連れて行ってもらうことをせがんでいたことや、当時、“あかしのすいぞっかん”と呼んでいたことなどを記憶している。明石は水族館のある須磨よりも、もっと西なんだけどね。
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そんな話をしていたら、ものすごく須磨海浜水族園に行きたくなってきた。
すると、ちょうどタイミングよく、大阪出張の話が。
というワケで、出張翌日、須磨まで行ってきました。
久しぶりかつ、滅多に来ない水族館なのに、何故だか今でも馴染み深い感じがする。
現在の海浜水族園になってからは、4~5回しか来たことないはずなんだけど……
まぁ、魚好きなオレのルーツとも言うべき施設だからね。

来たのは1年半ぶりくらいなんだけど、その間に、様々な変化が。
まず、須磨海浜公園なんていう駅ができていて、駅からものすごく近くなったこと。
そして、森の水槽南館が、アザラシ・ペンギン館へと生まれ変わったこと。

アザラシ・ペンギン館に生まれ変わった、森の水槽南館は、旧水族館時代からある施設。
昭和52年の完成だそうだから、オレが最初に見た時は、できたばかりの最新の施設だったというワケだ。
レンガ造りの建物は、幼心にも旧水族館より格段にモダンに見えたものだった。
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アリゲーターガーがいた水槽はペンギンに。
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アロワナの水槽はゴマフアザラシに。アザラシは須磨初登場なんだとか。
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生まれ変わる前は、アロワナやアリゲーターガーが展示されていたが、オレがガキの頃にはピラルクーとチョウザメが泳いでいた。
建物や水槽のガラスは、昔から変わっていないけれど、水槽の中や、外側の景色がガラリと変わってしまったことはちょっぴり寂しく思う。
ついでに、個人的にはアザラシやペンギンよりもずっと好きなアロワナやアリゲーターガーが見られなくなったことも残念だ。
アロワナもアリゲーターガーもウチにもいて、毎日見ることができるのだけど、やはり好きな魚は水族館でも逢いたいものなのだ。
救いは、世界のさかな館に連結されてる、旧森の水槽・北館が、昔ながらの雰囲気を残していることだろうか。
ネオケラ(オーストラリア肺魚)とチョウザメが泳ぐ半水面の水槽は、遠い昔を思い起こさせてくれる。

懐かしいといえばもうひとつ。
本館の3Fに展示されているノコギリエイの液漬け標本。
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こいつも旧水族館からの展示物。
70年代にはひたすら未知の生物だったノコギリエイ。当時、幼稚園児だったオレには、その標本は呆れるほど巨大で、その形も手伝って、まるで現実味のないものに見えた憶えがある。液付け標本の意味もよく分からない頃の話だから、“作りものじゃないの?”みたいな印象を持ったものだった。今となっては、さほど苦労せず生きた姿を見られる魚になっているから、この標本の資料としての価値はほとんどないと言っていい。だけど、オレにとっては、ガキの頃の懐かしい記憶を呼び起こしてくれる存在。
それは、あの標本があり続ける限り、これから先もずっと変わらないだろうと思う。

須磨海浜水族園に行くと、どうもノスタルジックな気持ちになってしまうのだけど、そんな下地がなくたって、魅力的な水族館だ。
水族園になってから、既に20年以上が経過しているから、流石に古さを感じさせる部分もあるけれど、規模も大きいし、きっと、誰にとっても高い満足感が得られる水族館だと思う。
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