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三重の水族館 ピラルクー水槽コレクション [ピラルクー]

三重の3つの水族館すべてで見られる展示がピラルクー水槽だ。
新しい水族館では少なくなりつつある展示だが、人気が衰えたワケではなさそうだ。
その証拠に、鳥羽や二見のピラルクー水槽は、観客が途切れることがなく、水槽の前にやってきた観客は一様に“いい反応”を見せる。
また、あんまり関係ないけれど、このブログでもピラルクーの話をすると、アクセス数が途端にそれまでとは違った伸び方を見せる。

そういう意味では、三重の人たちはラッキーだ。
その気になれば、ハシゴできそうな3館すべてでピラルクーが見られるのだから。
三重よりも水族館が沢山ある東京でも、ピラルクーが見られるのはたったの3館。飼育個体数を合計すると、三重の3館には及ばない。
ほ~ら、すごいのかも? みたいに思えてきたでしょ?

ピラルクーの魅力を語る上で、最大のポイントは、やはり大きさだ。
その大きさを楽しむなら、鳥羽水族館がオススメだ。
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240tという大きな水槽があてがわれていることもあって、中には2mを超える個体も数匹。
水槽はスコールが降ったりするトラディショナルなアマゾン水槽だが、暗そうな感じのする水槽ながら、水槽内は意外と明るくて、見にくくはない。
アマゾン水槽なので、ピラルクーの他に、コロソマと6種類のナマズ(レッドテールキャット、ピンタード、ジャウー、プラニケプス、オキシドラス、ボドワード)が暮らしている。水槽はガラス面よりかなり下まで深くなっているため、ナマズ類が少々見にくいのが難点か。

オレが水族館で(それ以外の場所でもだけど)ピラルクーを見る時、大きさや赤さ以上に重視しているのが、体型、地色、顔つきの綺麗さの3つ。
その点なら、二見シーパラダイスだ。
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飼われている個体は1.5mほどと、あまり大きくはないのだけど、体型と地色はとても綺麗。
回遊水槽を除けば、二見シーパラダイスでは一番大きな水槽で、無数のコロソマと2匹のダトニオ、3匹のアリゲーターガー、スッポンモドキと同居している。
ピラルクーはとても大切にされているし、平和な混泳が成り立っているのだけど、アリゲーターガーたちの状態がパッとしないのが気になった。
そこがガーの面倒くさいところで、あの水槽では大きくすることは困難だろう。
できることなら、他の水槽に移動してあげて欲しいものだ。

話が横道に逸れてしまったが、二見シーパラダイスでは“ドキドキピラルクーツアー”というプログラムがあって、入り口で予約して200円を支払うと、裏からピラルクーの水槽を見せてもらえて、餌も与えさせてもらえる。
もちろん、オレも参加してきた。
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水槽の脇に立つと、4匹のピラルクーが餌をもらおうと集まってきて、整列? する。
頭や内臓が取り外され、綺麗なむき身になったアジを顔の前に落としてやると、“ガボッ”という音と共にそれが吸い込まれる。
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普通は、ここでその音と勢いに驚くものなのだけど、オレの場合、普通の人たちよりもピラルクーに馴染みがあることから、音も勢いも想定の範囲内。
オレのリアクションが薄いことに、案内してくれたスタッフは申し訳ないくらいに気を遣ってくれていた。
二見シーパラダイスらしく、ちゃんと楽しませてくれるってことだ。

志摩マリンランドにもピラルクー水槽はあるのだけど、水槽は3館で一番小さい。
個体数も少なくて2匹だけ。同じ水槽にはシルバーアロワナ、コロソマ、レッドテールキャット、プラニケプスが混泳しているけれど、全員がほぼ同じくらいの大きさ。
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一般家庭でも何とかなってしまいそうなホームサイズ? で、少々迫力に欠ける。
体型は悪くないのだけど、水槽はやや暗めで、地色も黒っぽく沈みがち。
小さい個体だからか、2匹はとても仲がいいのだけど、前の方を泳いでくれないので少々見にくいのが残念だ。

そこで、結論。
大きいピラルクーが見たいなら、鳥羽。
綺麗さが目的なら、二見シーパラダイス。身近で見てみたいとか、餌を与えてみたいなんていう人も二見がオススメだ。
志摩に関しては、ピラルクーが目的ならば、鳥羽か二見にした方が……
悪くはないんだけど、他と比べるとねぇ……

ピラルクーの赤さを堪能したいという人は…… 残念ながら三重の3館では無理。
鮮やかな赤を発色した個体はいないし、水槽の構造上、あれ以上赤くするのは難しいはず。
素質でいえば、鳥羽にはかなりいい個体がいるのだけどねぇ……
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