SSブログ

やっぱり5つ★の鳥羽水族館 [水族館インプレッション]

5月に入ってから、1度も水族館へ行っていない。
その理由は、ゴールデンウィークがあったり、行ったことのない水族館がどんどん遠くなってきいたりなど、まぁ、いろいろだ(笑)

でも、こんなに行かないと、“行かなくちゃ!!”みたいな気になってくる。
行ったことのない水族館へ行ってみようと、のとじま、魚津、上越のハシゴか、二見、志摩に鳥羽を加えた3館を回ろうかと考えていたのだけど、寒いイメージがあるからか、目的地に問わず北へ向かうのはいつもあまり気が乗らない。
魚津水族館では5/31までホタルイカの展示を行っていて、それを写真に収めたいという気持ちはあったのだ。しかし、二見シーパラダイスの国内最長飼育記録を更新中のノコギリエイに負けて、結局、目的地は三重県に決定。志摩マリンランドのバックヤードツアーが5/31までの期間限定というのも後押しになった。

初日は鳥羽水族館から。
鳥羽水族館に行くのはこれで4回目なのだけど、クルマで行ったのは初めて。
伊勢湾岸道ができて、四日市や鈴鹿は近くなったと聞くようになっていたから、鳥羽も近くなっただろうと甘く考えていたのだけど、その道のりは考えていた以上に長かった。まぁ、片道約500㎞もあったのだから、当たり前の話なのだけれどね。

2年ぶりの鳥羽水族館は、相変わらず呆れるほど巨大だったけれど、その分、胸焼けしそうなくらいの見応え感も相変わらず。いや、各所が改装されていたりして、さらに魅力的な水族館になっていた。

でも、改装されて新しくなった部分と、オープン当初から変わっていない部分との差というのか、変わっていない部分が古くなったような感じがしたのが意外だった。

新しくなった部分の中でも、水の回廊(エリアL)は特に素晴らしいと思った。
IMG_8812.jpg
カワウソやペンギンの飼育スペースはガラス張りになっていて、展示動物との距離は、文字通り、ガラス1枚分だけ。
しかも、中のスペースも適度な環境再現と、動物たちの快適性が考えられたイマドキな感じで、ひと昔前の効率最優先の海獣展示プールといった雰囲気は微塵もなく、とてもカッコいい。

また、ペンギンは展示スペースの隣のプールでも展示されているのだけど、ここもスゴイ。
IMG_8820.jpg
手を伸ばせば触れられてしまいそうな距離にペンギンがいて、観客との間には両者を隔てるものが何もないのだ。
もちろん、ペンギンは出てこられないようになっているのだけど、好奇心旺盛な若いペンギンがプラプラ揺れるカメラのストラップに興味を持って首を伸ばしてくると、本当に引っ張られてしまいそうなほどなのだ。
プールの形もさることながら、ビックリさせられた。
IMG_8819.jpg

改装後、大幅に魅力を増したのは、海獣の王国(エリアB)にも当てはまる。
IMG_9094.jpg
観客通路側に張り出した動物の上陸ポイントをガラスの壁で取り囲んであって、すぐ目の前で休むアザラシを見ることができるようになっている。
通路からスライドドアを開けて水面に張り出した観覧バルコニーの目の前にも、筏が浮かべられていて、時々、トドなどがそこに飛び上がってくる。
その際には、水がかかるほどの近さなのだ。もちろん、手が届いてしまうほどではないのだけど、この近さと、観察ポイントの多さ、その多様性は、ものすごく楽しい。
IMG_9369.jpg
鰭脚類はずっと同じパターンで泳ぎ続けているか、寝ているかのどちらかで、正直、あまり長い時間見たいとは思わない展示なのだけど、それが楽しく見えるのだから、スゴイ水槽なんだろうと思う。
それにしても、既存の水槽を改装して、見せ方に幅を持たせたりすることで、こんなに魅力的になるのだから、つくづく展示というのは奥が深いものなんだなぁ、と思わされた。

個人的には鳥羽水族館は最高評価の5つ★水族館なのだけど、それは今回の訪問で“やっぱり5つ★だなぁ~”と、改めて納得させられた。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0