美ら海水族館の黒潮大水槽 [海の魚]
美ら海水族館と言えば、やっぱり黒潮の海の大水槽だろう。
テレビや本など、あらゆる媒体で出尽くしている感のある水槽だけに、1度も行ったことのない人でも、どんな水槽でどんな光景が見られるか明確に想像できるだろう水槽だ。
だから、実際に自分の足でこの水槽の前に立った時にも意外なくらい、沸き上がってくるものがなかった。
前のブログにも書いた通り、初めて見た気がしなかったのだ。
第一印象こそそんなつれないものだったが、その時に撮った写真を今になって見直して見ると、その凄さ、魅力がジワジワと思い起こされて、また行きたいなぁ、なんて気持ちが沸き上がってくる。
その魅力はどこにあるかって？
ジンベエザメ？ マンタ？ そんなものじゃこのオレは驚きゃしない。
じゃあ何がよかったかって、脇役たちの驚くほどの充実ぶりに決まっている。
黒潮の海の大水槽の脇役は、サメやエイを除くとマグロ類と大型アジ類がほぼ80％。
そこにタカサゴなどの小魚の群れ、オニカマスやフエダイ類などがちらほらといった構成。こんなに大きい水槽なのに、中を泳ぐ個体は中サイズのものばかり……
と思っていたのだけど、アクリルパネルの前に連なる観客の前をそれらの魚が横切った時、それがまったくの見当違いだったことが分かった。
どの魚たちもものすごく大きいのだ。
だけど、日本最大の水槽はダテじゃない。魚の巨大さが伝わってこないのだ。
海遊館の約1.4倍、葛西の約3.4倍、八景島の5倍、エノスイの7.5倍もの大きさを誇っているため、それらの水槽で大きく見える魚も、ここでは全然!! 何しろ、8mもあるジンベエザメが“小さいな”なんて感じてしまうくらいだから、1m前後の大きさなんて、小魚にしか見えないのだ。
小魚のように泳ぎ回るそれらの巨大魚たちを、1匹ずつよく眺めてみると、形といい色といい、まるで見本のような美しさを持っていることに気づかされる。
ツムブリとかカスミアジも“こんなに綺麗だったの!!”と驚かされるほどだし、マグロ類、ことさらキハダの美しさはブッ飛びだった。
ツムブリ
カスミアジ。青さがスゴイ!!
キハダ。目の前を高速で通り過ぎていったのを見た時、“うわっー、ものすごく綺麗じゃん!!”と声を上げてしまった。
それが1匹だけじゃなくて、水槽内を泳ぐどの魚を見ても、同じような驚きが得られるほどに綺麗なのだ。
これはきっと、水槽の広さはもちろん、水族館前の海から直接注水されてる水、そしてルーバーで減衰されているとは言え、水槽内に降り注ぐ沖縄の太陽によってもたらされるものなのだろう。
綺麗なだけじゃない。（それだけで十分だけど）
他の水族館では見たことがない魚も泳いでいたりして、しかもそれも綺麗な個体だったりするものだから、目移りしまくって、なかなか狙った魚の写真が撮れない。
誰かに狙いを定めると、ファインダーを“おっ!!”という魚が横切るものだから、そちらを追ってしまい、まさに“二兎を追う者は一兎をも得ず”を身をもって味わうことに。
そんな苦労を伴いながら、あの水槽にいるほぼすべての魚を確認、観察したオレがここでは2種類を紹介しよう。
どちらの魚も、他の水族館では見たことのない魚たちだ。
これから美ら海水族館に行くという人は、是非、これらの魚を探してみて欲しい。
イソマグロ
マグロの名前は付いているけれど、クロマグロやキハダとは別属に属する魚。
沖縄付近の海では一般的な魚。いわゆるマグロ類よりも、体高が低く細長い体つきをしているようだ。
ホシカイワリ
初めて見た大型アジ。美ら海水族館の黒潮水槽は、アジ天国だった!! 見たことある種類は絶品揃いだし、このように見たことのない種類も揃っている。水槽の下の方を泳いでいることが多く、体も大きいので、比較的見つけやすい。
テレビや本など、あらゆる媒体で出尽くしている感のある水槽だけに、1度も行ったことのない人でも、どんな水槽でどんな光景が見られるか明確に想像できるだろう水槽だ。
だから、実際に自分の足でこの水槽の前に立った時にも意外なくらい、沸き上がってくるものがなかった。
前のブログにも書いた通り、初めて見た気がしなかったのだ。
第一印象こそそんなつれないものだったが、その時に撮った写真を今になって見直して見ると、その凄さ、魅力がジワジワと思い起こされて、また行きたいなぁ、なんて気持ちが沸き上がってくる。
その魅力はどこにあるかって？
ジンベエザメ？ マンタ？ そんなものじゃこのオレは驚きゃしない。
じゃあ何がよかったかって、脇役たちの驚くほどの充実ぶりに決まっている。
黒潮の海の大水槽の脇役は、サメやエイを除くとマグロ類と大型アジ類がほぼ80％。
そこにタカサゴなどの小魚の群れ、オニカマスやフエダイ類などがちらほらといった構成。こんなに大きい水槽なのに、中を泳ぐ個体は中サイズのものばかり……
と思っていたのだけど、アクリルパネルの前に連なる観客の前をそれらの魚が横切った時、それがまったくの見当違いだったことが分かった。
どの魚たちもものすごく大きいのだ。
だけど、日本最大の水槽はダテじゃない。魚の巨大さが伝わってこないのだ。
海遊館の約1.4倍、葛西の約3.4倍、八景島の5倍、エノスイの7.5倍もの大きさを誇っているため、それらの水槽で大きく見える魚も、ここでは全然!! 何しろ、8mもあるジンベエザメが“小さいな”なんて感じてしまうくらいだから、1m前後の大きさなんて、小魚にしか見えないのだ。
小魚のように泳ぎ回るそれらの巨大魚たちを、1匹ずつよく眺めてみると、形といい色といい、まるで見本のような美しさを持っていることに気づかされる。
ツムブリとかカスミアジも“こんなに綺麗だったの!!”と驚かされるほどだし、マグロ類、ことさらキハダの美しさはブッ飛びだった。
ツムブリ
カスミアジ。青さがスゴイ!!
キハダ。目の前を高速で通り過ぎていったのを見た時、“うわっー、ものすごく綺麗じゃん!!”と声を上げてしまった。
それが1匹だけじゃなくて、水槽内を泳ぐどの魚を見ても、同じような驚きが得られるほどに綺麗なのだ。
これはきっと、水槽の広さはもちろん、水族館前の海から直接注水されてる水、そしてルーバーで減衰されているとは言え、水槽内に降り注ぐ沖縄の太陽によってもたらされるものなのだろう。
綺麗なだけじゃない。（それだけで十分だけど）
他の水族館では見たことがない魚も泳いでいたりして、しかもそれも綺麗な個体だったりするものだから、目移りしまくって、なかなか狙った魚の写真が撮れない。
誰かに狙いを定めると、ファインダーを“おっ!!”という魚が横切るものだから、そちらを追ってしまい、まさに“二兎を追う者は一兎をも得ず”を身をもって味わうことに。
そんな苦労を伴いながら、あの水槽にいるほぼすべての魚を確認、観察したオレがここでは2種類を紹介しよう。
どちらの魚も、他の水族館では見たことのない魚たちだ。
これから美ら海水族館に行くという人は、是非、これらの魚を探してみて欲しい。
イソマグロ
マグロの名前は付いているけれど、クロマグロやキハダとは別属に属する魚。
沖縄付近の海では一般的な魚。いわゆるマグロ類よりも、体高が低く細長い体つきをしているようだ。
ホシカイワリ
初めて見た大型アジ。美ら海水族館の黒潮水槽は、アジ天国だった!! 見たことある種類は絶品揃いだし、このように見たことのない種類も揃っている。水槽の下の方を泳いでいることが多く、体も大きいので、比較的見つけやすい。
2009-03-07 22:10
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コメント(3)
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1月末にいってきました。江の島の年パス持っているのですが、美ら海は規模が違いましたね。
by disneyworld (2009-03-08 21:55)
水族館は「水の世界」を見にいくとすれば…
やはり、美ら海水族館は圧巻ですね…
黒潮の海大水槽は、本当に、きれいですね☆
by ずぅ (2009-03-09 00:24)
>disneyworldさん
ようこそ。
コメントをありがとうございます。
美ら海水族館は規模もスゴイですね。
エノスイならすっぽり黒潮水槽に収まってしまうんじゃない!?
なんて思うほどです。
でも、美ら海水族館みたいな水族館を見てくると、あらためて
エノスイのよさも見えてくるんじゃないかと思います。
>ずぅさん
「水の世界」を見るということを考えると、ずぅさんが仰るように、
美ら海水族館の明るくてクリアな水槽（の中の水）は最高ですね。
個人的に、なのかも分かりませんが、
明るい水槽の方が綺麗だと感じるし、好きです。
by ミストラル (2009-03-09 16:02)