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国営沖縄記念公園(熱帯ドリームセンター)のピラルクー水槽 [ピラルクー]

美ら海水族館のある国営沖縄記念公園には、実はピラルクーもいるのだ。
もちろん、それがいるのは、美ら海水族館の話じゃない。

国営沖縄記念公園には、美ら海水族館以外にも博物館や植物園など、様々な施設がある。その中のひとつに、“熱帯ドリームセンター”という熱帯植物やランを育成、展示した熱帯植物園があって、件のピラルクーはそこにいる。
美ら海水族館の兄弟施設にいるピラルクー。そう考えただけで、ものすごいものが見られるんじゃないかって期待するでしょ? オレはしました。ものすごくね。

バス停前のメインゲートから公園内に入り、案内書に向かうと、その周辺には熱帯ドリームセンターのポスターが沢山貼ってあった。
ポスターに掲載されている写真は、そこで見られる花などが中心。でも、その右下の方にピラルクーが載っているのに気がついた。もちろん、そこにいることを示したものだ。

熱帯ドリームセンターは、美ら海水族館から5~600mくらい離れた場所にあるせいか、やってくる人は少なく、とてもひっそりとしている。
個人的には植物園も好きだから、中で見られる植物や花だけでも十分感動に値するものだった。
ピラルクーの水槽があるのは、ビクトリア温室という熱帯スイレンを育成、展示した温室の地下部分。もしかすると国内最高のピラルクー水槽かも知れないと、高まる期待に後押しされながら、早足で目的の水槽へと急いだ。

しかし、肝心の水槽は……
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正面のアクリルパネルがコケだらけで、中が見えないのだ。
中にはピラルクー、2匹のシルバーアロワナ、タイガーショベル、コロソマがいるのは確認できたが、コケのせいか満足に見ることができなかった。
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画像がボヤけているのは、アクリル面がコケだらけだから。

ピラルクー水槽の周りには、小型の水槽がいくつか置かれ、ミニ水族館のようになっていて、いわゆる淡水の熱帯魚と、パラダイスフィッシュなど沖縄産の淡水魚が展示されていたが、これらの水槽もコケだらけだったり、水が濁っていたりと人に見せる状態にはなっていない。ここの飼育担当者は、ものすごくやる気がないか、もしくは魚のことを分かっていないんじゃないか、そんな印象を受けた。
こんな水槽なら、ない方がいいんじゃない? とガッカリした分、余計にそう思った。
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パラダイスフィッシュ(タイワンキンギョ)の水槽もコケまみれ。

温室の魚たちにはガッカリだったが、園の中央あたりにあるロータスポンドという大きな池(やはりスイレンを育成した池)にはものすごく感動させられた。
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池自体の眺めが素晴らしいので、池の縁に立って眺めていると、“チャポン”という水音の後、何か細長いものが泳ぎ去っていくのが見えた。
コイ…!? じゃないよな…!?

その正体を確かめようと、必死に池の中を眺めていると、スイレンの葉の脇をシルバーアロワナが泳いでいるのを発見した。
“ウワッ、アロワナが泳いでる!!”
それも1匹や2匹ではなく、小さいのから大きいのまで沢山いる。
この池で繁殖しているのかも知れない。
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強烈に降り注ぐ沖縄の太陽で、どの個体も真っ黒に日焼けしているが、ヒゲも長く、目も垂れておらず(飼育下のシルバーアロワナの目は下に向きやすい)見るからに健康的な個体ばかり。周辺の景色と相まって、まるで野生での姿を見ているようなのだ。
やはり環境が魚に与える影響は大きいと思わされた。

外の池で野生のような姿を見せてくれてるとは言え、そこはやはり飼われている魚である。
池の縁に立つと、餌をもらえると思うのか、集まってくるのだ。
オレのもっとも好きな魚のひとつであるシルバーアロワナがこうも集まってきてくれると、ものすごく幸せな気分になれる。

ピラルクー水槽にはガッカリさせられたが、それを帳消しにして余りあるほど魅力的なアロワナ池だった。これはやはり、南国沖縄だからこそ適う見せ方だと言えるだろう。
アロワナ好きなら、感動できること間違いなしだ。
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disneyworld

1月末にいってきました。江の島の年パス持っているのですが、美ら海は規模が違いましたね。
by disneyworld (2009-03-08 21:55) 

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