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あわしまマリンパークのスーパーアザラシ [鰭脚類]

オレのブログの、特に最近の流れで言うと、水族館レポートの次は“気になる魚”編へと続くのが定番パターン。
だけど、あわしまマリンパーク編では、魚よりも先に、アザラシを紹介したいと思う。
何故って?
魚よりも何より、オレを驚かせてくれたのがアザラシだったから。
というワケで、今回のブログの主役は、ゴマフアザラシのパルくんだ。
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あわしまマリンパークのアシカショーには、アザラシが登場する。
アシカショーに顔を出す程度ではなく、主役としてパフォーマンスを披露するのだ。
以前行った時も、今回も登場してたから、毎回アザラシの出番があるのかと思っていたのだけど、必ず出るとワケではないそうで、むしろ出番はそれほど多くないらしい。

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初めて行ったときも驚かされた。
アザラシがアシカみたいに、輪っかを拾ってきたり、ジャンプして輪っかをくぐったり、空中で宙返りをしたりと、“アザラシってこんなことできるんだ!!” って。
もちろん、アシカとは身体の構造が違うから、あんなにいろいろできるワケじゃないし、高くも飛べないし、陸上で速く動くこともできないけど、アシカに劣らない集中力と、理解力で、アザラシの能力の高さを見せてくれたような気がした。

アザラシは警戒心が強く、トレーニングがしにくいらしい。
何か新しいものや、見慣れないものに慣れるまでに数ヶ月かかってしまい、アシカに比べると、ショーに出せるようになるまでにものすごく時間がかかることに加え、アシカと同じことをさせても、派手さに欠けるため、ショーにアザラシを登場させている水族館はあまりない。
オレはてっきり、アザラシはアホなのかと思っていたのだけど、理解力や集中力など、身体のつくりとは関係ない部分のポテンシャルは、アシカと比べても遜色がないのだそうだ。

そこで、パルくんである。
パルくんは、あわしま生まれということもあるが、アザラシをトレーニングする上での障害である警戒心や恐怖心がほとんどなく、見知らぬ場所でも普段通りにいることができるし、見慣れない道具や人を警戒したり、怖がったりすることもほとんどないのだそうだ。そのため、道具を使ったパフォーマンスも問題なく行える。

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今年は“オッパッピーアザラシ”として、何度もテレビに出ているそうなのだけど、テレビクルーや機材にも臆することなく、カメラの前でいつも通りのパフォーマンスを披露。さらに、船に乗ってあわしまから出たり、どこかへ移動したりもまったく問題ないのだそうだ。やはり、並みのアザラシではないらしい。

いつもはひとりで行く水族館だが、今回は珍しく、友人と一緒。
しかも、その友人はアザラシを目的に水族館に行くアザラシ好きだから、パルくんの活躍ぶりにはテンションも高めだった様子。
結局、アシカショーは3回観たのだけど、午後のショーにパルくんは登場しなかったので、最終回のショーの前に、パルくんの登場の有無を聞きに行ってみた。
すると“観たいですか? じゃあ出します”と本来予定になかったにも関わらず、パルくんを登場させてくれることになった。

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さらにショー後、アザラシプールの前で話を聞いていた時も、次代を担う若いアザラシたちのパフォーマンスを披露してくれたりしていたのだけど、友人のアザラシ好きが向こうに伝わったのか“パルくん連れてきますね”とわざわざ出してきてくれたのだ。
そこでちょっとしたパフォーマンスを見せてくれたり、記念写真に応じてくれるなどのサービスぶり。これには特別アザラシが好きでなくても、嬉しくなってしまうのが普通だろう。すぐ目の前にいるアザラシにテンションを高めながら、すっかり楽しませてもらった。

スタッフの人は言ってくれた。
“希望があったら言って下さい。できることはやりますから”
その日が特別だったのか、いつもそうなのかは分からないけれど、こんな特別なショーを見せてもらえたとなると、そこで得られる満足感は並みじゃない。
パルくんの活躍ぶりもさることながら、支払った値段以上に楽しませてもらったお陰で、早くも“また行きたいなぁ” なんて思わされている。
タグ:水族館
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