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一番好きな鰭脚類 [鰭脚類]

オレは魚好きだから、水族館に行く目的は魚をみること。
以前はどこの水族館に行っても、ショーや海獣を見たことはなくて、魚しか見なかった。
だけど、目的が魚から水族館になってからは、それらもきちんと見てる。
見てみると、意外と面白くて、今ではイルカなどの鯨類、アシカ、アザラシなどの鰭脚類も好きになった。魚ほどじゃないけど。

そんな鰭脚類の中で、オレが一番好きなのがカリフォルニアアシカ。
多くの水族館で飼われている、ショーをするアシカだ。
理由はその顔。ツンとした長い吻ととがった鼻先が、吻の長いイヌみたいでオレ好みなのだ。
だけど、それもメスと若い個体だけ。
成熟したオスは、額がポコンと盛り上がり、綺麗な顔じゃなくなるので好きじゃないのだ。
また、同じアシカ科でも顔がつぶれたみたいなオタリアや、吻の短いトド、やたら目ばかりが大きくて、鼻先のとがり方がカリフォルニアアシカとは逆スラントしたイタチみたいな顔のオットセイはあんまり好きじゃない。

しかしだ。カリフォルニアアシカが一番お気に入りだったはずのオレが、キタオットセイにときめいちまった。
オレの心を奪ったのは、アクアマリンで保護されている個体。
どうやら、かなり若い個体(子供?)のようなのだけど、そいつがメチャクチャ可愛くて、家に連れて帰りたくなった。もちろん、それが無理なのは百も承知なのだけど、せめて抱きしめさせてくれ!! そうものすごく思った。

水槽の前に立つと、オレの方へスイーッとやってきて、あの大きな目で顔をじっとのぞき込む。オレが動くと、そちらの方へ動き、オレが逆の方へ動くと、やっぱりそちらへとついてくる。極めつけは、水槽前の階段を上がると、ヤツも陸地へ上陸して、オレの近くに来れる位置まで走ってくるのだ。その間、他の観客もいるのに、そちらへはあまり行かず、オレにベッタリ。何て可愛いヤツなんだ!!
CIMG3812.jpg

オレが立ち去ろうとすると、水面からはね回ったり、ガラス面にへばりついて、何かを叫ぶのだ。その姿にそこから立ち去れず、トータルで3時間近くその場にいたように思う。アクアマリンがウチから1~2時間で行ける場所だったなら、間違いなく年間パスを買っただろうね。そのくらい可愛い。
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キタオットセイは国際保護動物であると同時に、日本の国内法でも飼育等が認められていない。公式に飼育が認められているのは、江ノ島水族館と伊豆三津シーパラダイスの2館のみ。アクアマリンの子も、怪我していたのを保護されたもので、展示はされているが、あくまで保護中の身。状況次第では、放流される可能性も高いのだ。

一番好きな鰭脚類は? と聞かれれば、今でもカリフォルニアアシカと答えるだろう。やっぱり綺麗な顔をしているし。
だけど、アクアマリンのキタオットセイは特別。ヤツはものすごく可愛い。
放流されてしまうのだとしたら、その前にもう1度、逢ってその顔をよく見ておきたいものだ。

映り込みが酷くて、写真は恐ろしく変だけど、雰囲気だけでも…
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